E04628 Japan GAAP
1)経営成績等の状況の概要
①経営成績
当中間会計期間は、2023年度上半期の天候は、1月は、晴天が続きましたが、今期より実施の定休日が4日、降雪のクローズが1日コースメンテナンスのための休場日が1日でした。2月は、定休日が4日、降雪クローズが6日、低温のためノーエントリー日が3日と9日間の売り上げが見込めなくなりました。3月は、低温が続きましたが、天候は安定し3日間の定休日以外のノーエントリーはありません。4月は、比較的穏やかな日が続き営業日数は、30日。5月は、晴天が16日、ノーエントリー日が1日。6月は、降雨日が7日でした。その結果、営業日数は179日間中定休日とクローズ・ノーエントリを除いた163日と前期比3日増となりました。
来場者数は、メンバー1,960人、ビジター2,819人、合計4,779人で前年より339人増加しました。
ゴルフ場収入は、86,359千円、前年対比112.7%、対予算対比94.0%となりました。
主要な設備投資については、乗用3連グリーンモア、目土散布機、乗用5連リールモア、2トンダンプ、ミニ油圧ショベルなどをリース物件として新規契約いたしました。3番ホール、館内階段、浴室内等に手すりの設置を行いました。5月18日に、関東ゴルフ連盟主催の倶楽部対抗群馬予選会場として貸与し、公式練習、本戦を行い、収入増に繋げました。当期以降は、提携クラブを2クラブから3クラブに増やすとともに、6月1日から新たな会員制度を売り出し稼働率の向上を目指してまいります。
7月については、台風の被害は少ないものの週末の悪天候予報が一部キャンセルに発展しました。
また、例年以上の酷暑の影響もありました。来場者1,011人、前期919人、92人の増、前期比110%。売上16,580千円、前期15,133千円、1,446千円の増、前期比110%であります。
一方で、売上原価並びに販売費及び一般管理費は158,734千円と前年同期比2.5%の増加となり、経常
損失46,752千円(前年同期は、経常損失62,817千円)となりました。
②キャッシュ・フロー
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前年同期末に比べ566千円減少し、20,975千円となりました。
また、当中間会計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において営業活動の結果、使用した資金は35,310千円(前年同期は、42,964千円の支出)となりました。これは税引前中間純損失などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において投資活動の結果、使用した資金は12,790千円(前年同期は、6,579千円の支出)となりました。これは有形固定資産の取得などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において財務活動の結果、増加した資金は47,534千円(前年同期は、29,184千円の収入)となりました。これは短期借入れによる収入などによるものであります。
③収容能力及び収容実績並びに営業実績
a 収容能力
コース半年当たり収容能力は、次の通りであります。
第65期中(令和4年6月30日現在) |
第66期中(令和5年6月30日現在) |
30,240人 |
30,240人 |
(注) 計算方法は次の通りであります。
1ヶ月28日稼動として1日当たり収容人員(180人)をそれぞれ乗じたものであります。
b 収容実績
収容実績は次の通りであります。
第65期中 自 令和4年1月1日 至 令和4年6月30日 |
第66期中 自 令和5年1月1日 至 令和5年6月30日 |
||
来場者数(人) |
稼働率(%) |
来場者数(人) |
稼働率(%) |
4,440 |
14.7 |
4,779 |
15.8 |
(注)1.稼働率= |
中間収容実績(人数) |
×100% |
中間収容能力(人数) |
2.金額は別項、営業実績の項に掲記いたしました。
c 営業実績
前中間会計期間及び当中間会計期間の来場者数及び営業実績は次の通りであります。
種別 |
第65期中 自 令和4年1月1日 至 令和4年6月30日 |
比率(%) |
第66期中 自 令和5年1月1日 至 令和5年6月30日 |
比率(%) |
営業日数(日) |
160 |
|
163 |
|
来場者数(名) |
|
|
|
|
メンバー(名) |
2,070 |
46.6 |
1,960 |
41.0 |
ビジター(名) |
2,370 |
53.4 |
2,819 |
59.0 |
計(名) |
4,440 |
100 |
4,779 |
100 |
ゴルフ収入(千円) |
76,648 |
84.9 |
86,359 |
85.4 |
食堂収入(千円) |
11,457 |
12.7 |
12,857 |
12.7 |
売店収入(千円) |
2,184 |
2.4 |
1,892 |
1.9 |
売上高合計(千円) |
90,290 |
100 |
101,109 |
100 |
事業の性質上、当社の営業実績は天候に左右されることが多く、上半期と下半期には季節的変動があります。その概要については、「第5 経理の状況 1.中間財務諸表等 注記事項 中間損益計算書関係」を参照ください。
(2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
①会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
②財政状態の分析
(流動資産)
当中間会計期間末における流動資産の残高は、62,746千円(前事業年度末は46,895千円)となり、15,851千円増加しました。増加の主なものは、現金及び預金の増加であります。
(固定資産)
当中間会計期間末における固定資産の残高は、450,213千円(前事業年度末428,076千円)となり、22,137千円増加しました。増加の主なものは、機械及び装置(リース)による資産の増加であります。
(流動負債)
当中間会計期間末における流動負債の残高は、802,650千円(前事業年度末は721,565千円)となり、81,085千円増加しました。増加の主なものは、買掛金・短期借入金及び前受金の増加であります。
(固定負債)
当中間会計期間末における固定負債の残高は、265,872千円(前事業年度末は262,370千円)となり、3,502千円増加しました。減少の主なものは、会員預り金及びリース債務の減少であります。
③経営成績の分析
当中間会計期間における売上高は、101,109千円と前年同期比11.9%の増加、売上原価並びに販売費及び一般管理費は、158,734千円と前年同期比2.5%の増加の結果、中間純損失は、46,599千円(前年同期は中間純損失62,840千円)となりました。
当中間会計期間において売上高は、新型コロナウイルス感染症に伴う休業を余儀なくされた前年同期に比べ、来場者は増加し増収となりました。また、売上原価並びに販売費及び一般管理費も増加した結果中間純損失を計上しました。
④キャッシュ・フローの状況の分析
当社は、運転資金及び設備資金につきましては、借入または内部資金により資金調達することとしておりますが、前会計期間につきましては、新型コロナウイルス感染症による休業による損失補填にため、国ならびに県等の融資を利用いたしました。しかしながら資金調達につきましては、当社の大株主である高砂企業株式会社からの借入を基本としております。
令和5年6月30日現在、長期借入金及び短期借入金の残高は、843,511千円であります。
なお、当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」の記載のとおりであります。
⑤将来に関する事項
以上に記載している将来に関する事項は、当半期報告書提出日現在において判断したものであります。