E04630 Japan GAAP
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間会計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が落ち着きつつある中で社会経済活動の正常化に向けた動きがみられるものの、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料及びエネルギー・食糧価格等の高騰の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
ゴルフ場業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大以前からの少子高齢化や娯楽の多様化等の構造的要因によるゴルフ人口の減少という課題を抱える中、天候不順等の影響が加わり、厳しい経営環境が続いております。
当中間会計期間の営業日数は悪天候によるクローズが1日あり、前年同期に比べ1日減の155日となっております。
来場者数は、17,065名(会員10,999名、ゲスト6,066名)と前年同期と比べ556名(会員83名減、ゲスト639名増)の増となりました。
当中間会計期間の営業損益につきましては、売上高は、335,498千円と前年同期と比べ32,310千円(10.7%)の増収となりました。
一方、費用面におきましては、各種経費の節減に努めました結果、営業損失は84,955千円となりました(前年同期は90,246千円の営業損失)。
営業外損益におきましては、入会者が9月までに46名と前年同期と比べ7名減少した結果、入会金収入も減少し、営業外収益は97,407千円と前年同期と比べ38,445千円(28.3%)の減少となり、12,451千円の経常利益となりました(前年同期は45,605千円の経常利益)。
これに有形固定資産除却損1,877千円を加減いたしますと、税引前中間純利益は10,573千円となり、法人税、住民税及び事業税3,828千円を差し引きますと、税引後の中間純利益は6,745千円と前年同期と比べ21,645千円の減益となりました。
(資産)
当中間会計期間における資産合計は3,654,145千円と前事業年度と比べ、125,433千円(3.6%)の増加となりました。うち流動資産は、935,792千円と前事業年度と比べ、92,531千円(11.0%)の増加となりました。主な増加要因は、現金及び預金が78,197千円、未収入金が13,298千円それぞれ増加したことなどによるものです。また固定資産は2,718,353千円と前事業年度と比べ32,902千円(1.2%)の増加となりました。主な増加要因は、クラブハウス1Fカーペット張替工事13,032千円、クラブハウス他LED照明工事11,730千円があったことなどによるものです。
(負債)
当中間会計期間における負債合計は、2,504,403千円と前事業年度と比べ、118,261千円(5.0%)の増加となりました。うち流動負債は、226,985千円と前事業年度と比べ、125,854千円(124.4%)の増加となりました。主な増加要因は前受金が91,168千円、設備関係未払金が51,251千円それぞれ増加したことなどによるものです。固定負債は、2,277,417千円と前事業年度に比べ、7,592千円(0.3%)の減少となりました。主な減少要因は会員預り金が6,750千円減少したことなどによるものです。
(純資産)
当中間会計期間における純資産合計は1,149,742千円と前事業年度と比べ、7,171千円(0.6%)の増加となりました。主な増加要因は、繰越利益剰余金が6,745千円増加したことなどによるものです。
当中間会計期間における現金及び現金同等物は、148,829千円と前年同期と比べ1,036千円(0.7%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは106,436千円と前年同期に比べ52,170千円(32.9%)の減少となりました。これは前年同期と比べ税引前中間純利益が32,672千円、有形固定資産除却損が28,594千円それぞれ減少し、未収入金の増減額が20,348千円増加したことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは△20,366千円と前年同期に比べ38,065千円の増加となりました。これは固定資産の取得による支出が19,003千円と前年同期に比べ39,428千円減少したことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは△7,872千円と前年同期に比べ4,900千円(38.4%)の増加となりました。これは会員預り金の受け入れによる収入が前年同期と比べ7,500千円減少いたしましたものの、会員預り金の返還による支出も前年同期に比べ12,400千円減少したことなどによるためであります。
① 資金需要
当社の主要な資金需要として、設備投資、運転資金(労務費、経費等の営業費用)及び法人税等の支払い等に資金を充当しております。
② 資金の源泉
主として営業活動によるキャッシュ・フローにより、必要とする資金を調達しております。
キャッシュ・フローの分析
「(3) キャッシュ・フローの状況」に記載した事項をご参照ください。
③ 流動性
当社は、従来から営業活動によりキャッシュ・フローを得ており、今後も引き続き資金源になると見込んでおります。営業活動によるキャッシュ・フローで通常の事業活動における必要資金はまかなえると予想しております。
(注) 1 金額はゴルフ場利用税を含まない実績収入額によっております。
2 2023年4月より外部委託しておりましたコース内売店を自社運営にいたしました。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 ゲストグリーンフィは繁忙期料金・通常期料金・閑散期料金があります。
3 2023年4月よりキャディフィ料金及びゲストグリーンフィ料金を改定しております。