E04634 Japan GAAP
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
2023年上半期の国内経済は、経済活動の正常化により外食や旅行等、対面型サービス業を中心に消費が拡大するとともに、省力化・デジタル化に向けた投資が活発化し、直近(4~6月)の実質GDP成長率は3四半期連続の前期比増で年率+1.5%となりました。その中でゴルフ業界も、旺盛なプレー需要に支えられ、引続き活況を呈しています。
当中間会計期間における当クラブへの来場者数は総数で30,864名と前中間会計期間比1,324名(4.1%)の減少となりましたが、これは2月度の積雪及び6月度の台風2号上陸に伴う休場(計3日)と、天候不順による予約キャンセルが影響したものであり、高水準の需要基調に変化はありません。
売上高は691百万円と前中間会計期間比10百万円(1.5%)減少となりましたが、来場者減(-4.1%)による減収(20百万円)を、年会費(2百万円)と食堂売上増(4百万円)、ゲスト増による客単価の改善(4百万円)により圧縮する形となりました。
営業外収益は146百万円となり、前中間会計期間比16百万円(10.1%)減少となりました。その内訳は会員登録変更料が15百万円(件数で5件)、受取利息で2百万円、各々減少となりました。
一方、売上原価及び一般管理費は800百万円と前中間会計期間比11百万円(1.4%)増加、内訳は水道光熱費で7百万円、食堂原材料費で2百万円、減価償却費で2百万円の増加となりました。
以上の結果、経常利益は37百万円(前中間会計期間は75百万円)、中間純利益は21百万円(前中間会計期間は52百万円)となりました。
なお、当社はゴルフ場事業及びこれに付帯する事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載は省略しております。
資産は、前事業年度末に比べ215百万円増加し、12,231百万円となりました。負債は、前事業年度末に比べ193百万円増加し、11,143百万円となりました。純資産は、前事業年度末に比べ21百万円増加し、1,087百万円となりました。
当中間会計期間のキャッシュ・フローについては営業活動により得られた資金は265百万円で、投資活動により得られた資金は139百万円であり、財務活動により得られた資金は71百万円となりました。
この結果、現金及び現金同等物は前中間会計期間比224百万円増加し、2,612百万円となりました。
当中間会計期間における営業活動の結果、得られた資金は265百万円であり、前中間会計期間比87百万円増加となりました。これは主に未払消費税等が増加したこと、及び法人税等の支払額が減少し、法人税等の還付があったことによるものであります。
当中間会計期間における投資活動の結果、得られた資金は139百万円であり、前中間会計期間比136百万円増加となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出が減少したことによるものであります。
当中間会計期間における財務活動の結果、得られた資金は71百万円であり、前中間会計期間比48百万円増加となりました。これは会員預り金の返還による支出が減少したことによるものであります。
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日において判断したものであります。
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。
この中間財務諸表の作成にあたって必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。
当中間会計期間末における資産の部の合計は12,231百万円で、前事業年度末(12,015百万円)に比較して215百万円増加となりました。
主な増減内容は現金及び預金の増加376百万円、投資有価証券の減少199百万円等によるものであります。
当中間会計期間末における負債の部の合計は11,143百万円で、前事業年度末(10,949百万円)に比較して193百万円増加となりました。
主な増減内容は、賞与引当金の増加29百万円、その他の負債の増加109百万円、会員預り金の増加71百万円等によるものであります。
当中間会計期間末における純資産の部の合計は1,087百万円で、前事業年度末(1,066千円)に比較して21百万円増加となりました。
これは、繰越利益剰余金が21百万円増加したことによるものであります。
当中間会計期間における売上高は691百万円で前中間会計期間(701百万円)に比較して、10百万円減少となりました。
これは、コース使用料収入が14百万円減少、食堂収入が3百万円増加したことによるものであります。
売上原価及び一般管理費は800百万円で前中間会計期間(789百万円)に比較して11百万円増加となりました。
この結果、営業損失は109百万円(前中間会計期間87百万円)、経常利益は37百万円(前中間会計期間は75百万円)、中間純利益は21百万円(前中間会計期間は52百万円)となりました。
当中間会計期間における営業活動による資金収支は、税引前中間純利益が34百万円で、減価償却費87百万円、賞与引当金の増加が29百万円、及び売上債権の減少が118百万円等があり、265百万円の収入(前中間会計期間は177百万円の収入)となりました。
当中間会計期間における投資活動による資金収支は、投資有価証券の償還による収入200百万円、更に定期預金の払戻による収入100百万円がありましたが、有形固定資産の取得による支出160百万円があり、139百万円の収入(前中間会計期間は3百万円の収入)となりました。
当中間会計期間における財務活動による資金収支は、会員預り金の入金による収入257百万円がありましたが、会員預り金の返還による支出185百万円があり、71百万円の収入(前中間会計期間は22百万円の収入)となりました。
この結果、当中間会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、2,612百万円(前中間会計期間2,387百万円)となりました。
当社の運転資金需要のうち主なものは、設備投資、売上原価及び一般管理費等の営業費用であります。
なお、運転資金及び設備投資資金は自己資金を基本としております。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。