株式会社松永カントリークラブ

３ 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

（業績等の概要）

当社には、子会社がなくゴルフ場経営しか行っておりませんので、セグメントの記載はしておりません。

  (1) 経営成績の状況と取り組み

　  前事業年度に引き続き経営環境は非常に厳しい中で、営業活動の強化、合理化に努めました。新型コロナウィル

　スの影響については、感染者数は減少傾向へと転じていること、また身近にできる屋外スポーツとして来場者数は

　増加しました。また、企業コンペ開催やプレー後のレストラン利用についても回復してきました。

　　当中間会計期間の来場者は17,440名で前年同期間の17,244名に比し、196名増加（前年同期比1.1％増）し、　　

　営業収入は201,092千円（前年同期比2.9％増）となりました。

　　売上原価、販売費及び一般管理費においては、光熱費やポーター関連(パート費用)が増加するも、カート関連費

　用（バッテリー交換費用他）の減少により、全体で170,054千円（前年同期比3.9％減）となりました。

　　この結果、営業利益は31,037千円（前年同期比68.3％増）、営業外収益の会員登録料収入等を加えた経常利益は

　37,679千円（前年同期比48.0％増）となり、税引後の中間純利益は24,768千円(前年同期比48.0％増）となりまし

　た。

　　今後の取り組みとして、イベントの充実や集客活動強化により「来場者数」の定着・増加を図ること、また魅力

　ある食事メニューづくりにより、客単価のアップを図り、「売上高」の増加を目指します。

(2) 財政状態の状況

　当中間会計期間末における財政状態は、前事業年度末と比べ資産合計は49,107千円の増加、負債合計は24,338

千円の増加、純資産合計は24,768千円の増加となりました。

　　　　資産の主な変動要因は、現金及び預金の増加56,631千円、有形固定資産の減少17,083千円によるものです。

　　　　負債の主な変動要因は、前受金が17,998千円増加したことによるものです。

　　　　純資産の変動要因は、中間純利益の計上により24,768千円増加したことによるものです。

(3) キャッシュ・フローの状況

　当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下資金という)は、営業活動により64,971千円増加しました

が、投資活動により3,480千円減少し、財務活動により4,860千円減少した結果、前中間会計期間末に比べ

48,243千円(23.1%)増加し、当中間会計期間末は256,838千円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における営業活動による資金の増加は64,971千円となり、前中間会計期間に比べ15,630千円(31.7%)の増加となりました。これは主に税引前中間純利益の増加によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における投資活動による資金の減少は、3,480千円（前中間会計期間は35,800千円の減少）となりました。これは有形固定資産の取得による支出によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における財務活動による資金の減少は、4,860千円となり、前中間会計期間と同額となりました。これはリース債務の返済によるものです。

（収容能力・来場者数・営業収入の状況）

(1) 収容能力

当松永カントリークラブは自然を生かした手作りのコースで、樹木に囲まれた各ホールは攻めるのに技術を必要とされるコースで、距離は少し短く18ホールズ（6,617ヤード、パー72）で１日の収容能力は230名位でありますが、待時間を考えて200名位に止める様に致しております。

食堂収容人員は50テーブル200名と専用ミーティングルームによりゆっくりとパーティーも出来ます。

練習場は、15打席であります。その他にバンカー練習場、パターの練習場、アプローチ練習場があります。

(2) 来場者数実績

(3) 営業収入の実績

（経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容）

　　　経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。

　　なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末現在において判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

　当社の中間財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されていますが、この中間財

務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産

負債や収益・費用に数値が反映されています。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直

しを行っていますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらとは異なることがあります。

  (2) 財政状態の分析

(資産)

資産合計は、1,596,601千円(前事業年度比49,107千円増）となりました。

　　　　流動資産の増加（前事業年度比65,657千円増）は、現金及び預金の増加56,631千円が主な要因であります。

　　　固定資産の減少（前事業年度比16,550千円減）は、減価償却の計上20,616千円が主な要因であります。

(負債)

負債合計は、95,975千円（前事業年度比24,338千円増）となりました。

流動負債の増加（前事業年度比26,331千円増）は、前受金の増加17,998千円が主な要因であります。

　　　　固定負債の減少（前事業年度比1,993千円減）は、リース債務の減少2,430千円が主な要因であります。

(純資産)

純資産合計は、1,500,626千円（前事業年度比24,768千円増）となりました。

純資産の増加は、中間純利益の計上によるものであります。

(3) 経営成績及びキャッシュ・フローの分析

  （業績等の概要）（1）経営成績の状況と取り組み及び（3）キャッシュ・フローの状況に記載しております。

(4) 資金の財源及び資金の流動性の分析

   (資金の概要)

　　　　当社の事業活動における主な資金需要は、コース維持費、プレー費、販売費及び一般管理費の運転資金とコー

　　　ス及びクラブハウス整備に係る設備資金です。

　　（資金財源及び財務内容）

　　　　資金財源については、当社は、短期運転資金、長期運転資金ともに内部資金を活用することを、基本方針とし

　　　ております。金融機関からの借入による資金調達は行っておらず、当中間会計期間において借入金の残高はあり

　　　ません。

　　　　資金の流動性については、当中間会計期間末の現金及び現金同等物の残高は256,838千円となっております。