株式会社中山カントリークラブ

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04651 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①財政状態及び経営成績の状況

当中間会計期間の我が国の経済情勢は、長引くウクライナ戦争、パレスチナ戦争による国際的なエネルギー、食糧資源の高騰、これを基因とする輸入物価の高騰による、輸入インフレの状況となっております。これに過度な金融緩和、我国だけが取り残された異常な低金利による円安が継続しているため、景気回復の中心となる個人消費は低迷したままであります。

ゴルフ業界においては、コロナ後の一時的なゴルフ人口の回復、それによる大幅な入場者増、売上UPも一巡した状況となり、その結果、前期に予想した通り、入場者、売上等も低下し、当社の当中間会計期間の売上高は397,936千円(前年同期比6.5%減少)となり、入場者数は23,684名(前年同期比1,481名減少)となりました。個人消費の低迷が、そのままゴルフ業界の業績に影響するため、今後も大きな回復は難しいところであります。

概要、

・営業日数は180日(前年同期比同じ)、入場者数は23,684名(前年同期比1,481名減少)

・売上高は397,936千円(前年同期比6.5%減少)、対する売上原価は22,313千円(前年同期比4.1%減少)

・売上総利益は375,622千円(前年同期比6.6%減少)

・販売費及び一般管理費はクラブハウス防水工事等の実施により379,247千円(前年同期比8.2%増加)となり、営業損失は3,625千円(前年同期比55,302千円減少)となりました。

・営業外収益は名義書替に係る受取手数料が堅調な推移を維持し59,240千円(前年同期比17.7%増加)となり、営業外費用は借入金残高の減少による支払利息の減少等により3,384千円(前年同期比43.3%減少)となりました。

以上の結果、当中間会計期間における経常利益は52,230千円(前年同期比45.6%減少)となり、中間純利益は34,561千円(前年同期比45.5%減少)となりました。

なお、当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

②キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ47,480千円減少し、当中間会計期間末は114,726千円となりました。

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は101,459千円(前年同期比32,081千円減少)となりました。

これは主に、営業収入が469,349千円と前中間会計期間に比べ35,467千円減少したこと、並びに人件費の支出およびその他の営業支出が前中間会計期間に比べ33,497千円増加したこと、一方法人税等の支払額が前中間会計期間に比べ23,997千円減少したことなどによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

  投資活動の結果使用した資金は、有形固定資産取得のための支出27,739千円(前年同期比15,122千円増)であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、長期借入金とリース債務の返済に121,199千円を支出したことにより、前年同

  期に比べ12,647千円の支出増となりました。

 

 

③生産、受注及び販売の実績

 当社は、ゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント情報ごとに記載しておりません。なお、当中間会

計期間の販売実績を示すと、次のとおりであります。

(単位:千円)

 

区分

当中間会計期間

(自 2023年5月1日

至 2023年10月31日)

前年同期比

ゴルフ場売上

210,301

△8.4(%)

練習場売上

3,797

△3.4

食堂・売店売上

68,549

△4.4

雑売上

74,970

△5.8

年会費・ロッカー費収入

40,317

△0.9

合計

397,936

△6.5

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

  経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 ①当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

  ⅰ財政状態

  (資産)

   当中間会計期間末における資産合計は、4,775,989千円(前事業年度末は4,818,524千円)となり42,535千円

  減少となりました。増減の主なものは、現金及び預金47,479千円減少、有形固定資産のその他(車両運搬具

    等)17,115千円増加などであります。

  (負債)

   当中間会計期間末における負債合計は、1,314,555千円(前事業年度末は1,391,651千円)となり77,096千円

  減少となりました。増減の主なものは、短期借入金102,996千円減少、長期借入金14,846千円の減少などであります。

  (純資産)

   当中間会計期間末における純資産合計は、3,461,434千円(前事業年度末は3,426,873千円)となり、中間純

  利益の計上により34,561千円増加となりました。

 

  ⅱ経営成績

   経営成績につきましては、「2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー の状況の分析(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載した事項をご参照下さい。

 

  ⅲキャッシュ・フローの状況

   キャッシュ・フローの分析につきましては、「2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載した事項をご参照下さい。

 

 ②資本の財源及び資金の流動性

  当社の運転資金需要のうち主なものは、設備の更新、一般管理費等の営業費用及び長期借入金の返済であります。

  当社は、事業上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。