遠州開発株式会社

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E04657 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調なインバウンド需要を背景に、景気は緩やかな回復基調を維持しております。

 しかしながら、米国の通商政策の影響や物価上昇の継続による個人消費の低迷により、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。

 ゴルフ場業界においては、団塊の世代の高齢化に伴うゴルフ離れ、夏期の猛暑により来場者は減少し、依然として厳しい経営環境にあります。また、顧客ニーズの多様化、価格競争の激化、人件費をはじめとする運営コストの増加、老朽化した設備の改修等の経営課題に対し、引き続き、より効率的な運営と顧客サービスの向上を図ることが求められます。

 

a.財政状態

(資産)

当中間会計期間末における総資産は、前事業年度末と比べ4,157千円増加し1,760,100千円(前期比100.2%)となり、自己資本比率は51.8%となりました。中間貸借対照表の主要項目ごとの主な増減要因は次のとおりであります。

流動資産は、7,880千円増加し418,538千円(同101.9%)となりました。この主な要因は現金及び預金の増加11,343千円であります。

固定資産は、3,722千円減少し1,341,562千円(同99.7%)となりました。この主な要因は有形固定資産取得による増加20,047千円と減価償却による減少22,980千円によるものであります。

 

(負債)

負債は、前事業年度末と比べ12,482千円増加し849,095千円(同101.5%)となりました。この主な要因は前受金(流動負債のその他)の増加25,796千円、未払金の減少22,724千円によるものであります。

 

(純資産)

純資産は、前事業年度末と比べ8,324千円減少し911,005千円(同99.1%)となりました。これは、中間純損失の計上によるものであります。

 

b.経営成績

当中間会計期間の経営成績は、熱中症警戒アラート発表による大口コンペの開催自粛など大変厳しい環境にありましたが、開場60周年を記念した特別プラン等の積極販売、新規導入したアプリのスタンプ機能の活用、テレビ番組の放映による宣伝効果等により、来場者数は前年同期に比べ468人増加し、19,365人となったことで、営業収益は6,644千円増加し258,151千円(前年同期比102.6%)となりました。営業費用は、4,734千円増加し149,184千円(前年同期比103.3%)となりました。この主な要因は、4月に入社した5名の新卒キャディの人件費増加によるものであります。

販売費及び一般管理費は198千円減少し121,206千円(前年同期比99.8%)となりました。この主な要因は修繕費の減少1,324千円等であります。

この結果、営業損失は12,239千円(前年同期は営業損失14,348千円)となり経常損失は8,985千円(前年同期は経常損失11,745千円)、中間純損失は8,324千円(前年同期は中間純損失9,232千円)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末における、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は183,080千円となり、前中間会計期間末に比べ8,655千円減少しました。

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は42,898千円(前年同期比167.1%)となりました。これは主に非資金損益項目である減価償却費22,980千円の計上によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は54,004千円(前年同期比96.2%)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出30,154千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は1,549千円(前年同期比76.7%)となりました。これは主にリース債務の返済による支出1,149千円によるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

a.生産実績

該当事項はありません。

 

b.受注実績

該当事項はありません。

 

c.売上実績

売上実績の内容は次のとおりであります。

 

科目

前中間会計期間

自 2024年4月1日

至 2024年9月30日

当中間会計期間

自 2025年4月1日

至 2025年9月30日

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

料金収入

 

 

 

 

ラウンドフィ

135,034

 

140,054

 

キャディフィ

71,608

 

73,642

 

雑収入 ※1

1,738

 

1,590

 

小計

208,382

82.8

215,287

83.4

会費収入

 

 

 

 

年会費他

25,097

 

25,100

 

会員登録料

13,323

 

13,510

 

小計

38,421

15.3

38,611

15.0

食堂売店収入

 

 

 

 

売上手数料

4,703

 

4,253

 

小計

4,703

1.9

4,253

1.6

合計

251,507

100.0

258,151

100.0

 (注)※1 雑収入の内訳は貸クラブ料、貸ボール料等です。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

①重要な会計方針及び見積り

当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この中間財務諸表の作成にあたって、2025年9月30日現在における中間貸借対照表の資産・負債の計上金額、及び当中間会計期間(自2025年4月1日至2025年9月30日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。

 当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。

1.退職給付引当金

従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額(簡便法)に基づき当中間会計期間末において発生していると認められる額を計上しております。

2.役員退職慰労引当金

内規による中間期末要支給額に基づいて算定しております。

 

②当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社の当中間会計期間における経営成績は、来場者数が増加し、営業収益は258,151千円(前年同期比102.6%)となりました。経費につきましては、営業費用は4,734千円増加し149,184円(同103.3%)となり、販売費及び一般管理費については198千円減少し121,206千円(同99.8%)となりました。また、営業外収益は3,304千円(同124.6%)、営業外費用は50千円(同100.0%)となりました。主な内訳は「(1)経営成績等の状況の概要」の経営成績で述べたとおりであります。

 

以上の結果、経常損失は8,985千円(前年同期は経常損失11,745千円)、中間純損失は8,324千円(前年同期は中間純損失9,232千円)となりました。

 

a.経営成績に重要な影響を与える要因について

「(1)経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、顧客ニーズの多様化、価格競争の激化、人件費をはじめとする運営コストの増加、老朽化した設備の改修等が経営に圧力をかけています。また、燃料費や食材費などの原材料費の上昇による運営コストの増加なども見込まれます。

 

b.経営戦略の現状と見通し

当社は、このような状況においても、お客様の満足度を高めるべく、良好なコースコンディションのもとキャディ付プレーが楽しめるように努めてまいります。

 

c.資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社の資金状況は、現金及び現金同等物の残高が当中間会計期間末において183,080千円となっております。固定負債に計上されている会員預り金の残高が435,000千円あり、借入金残高はありません。なお、会員からの償還希望は落ち着いた状況にあると認識しております。また、運転資金につきましては、内部資金により調達することとしております。

 

d.経営者の問題認識と今後の方針について

当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善な経営方針を立案するように努めております。しかしながら、ゴルフ場業界を取り巻く環境を勘案すると、当社の事業環境もさらに厳しくなると予想され、一層の効率的な運営と顧客サービスの向上を図ることが必要であると認識しております。