森ビルゴルフリゾート株式会社

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04673 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

  当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)

 の状況の概要は次のとおりであります。

 

 ①財政状態及び経営成績の状況
  当中間会計期間におけるゴルフ場業界は、新型コロナウィルス感染症による行動制限が緩和されるなど、明るい

  兆しもありましたが、依然としてロシアのウクライナ侵攻による影響及び円安による原材料や燃料費の高騰など厳

 しい経営環境が継続しております。

    このような状況のもと、当社におきましては、宍戸ヒルズカントリークラブ練習場エリア改修工事を実施し、来

   場者の皆様の満足度の向上を図り、また、6月には宍戸ヒルズカントリークラブ西コースにて「BMW日本ゴルフ

   ツアー選手権森ビルカップ」が開催され、その経験を日常の運営に生かす等強化に努めました。

  当中間会計期間における業績につきましては、来場者は、宍戸ヒルズカントリークラブは 36,814名(前年同期

 比101.2%)、静ヒルズカントリークラブは 21,552名(前年同期比96.4%)となり、これに伴う売上高は 1,082,820

 千円(前年同期比105.3%)となりました。
  一方、売上原価及び一般管理費は、1,119,750千円(前年同期比108.2%)となり、この結果、経常損失は31,325

 千円(前年同期は経常利益13,964千円)、これに特別損益、税金費用等を加え、中間純損失は66,231千円(前年同

 期は中間純損失 8,262千円)となりました。

 なお、当社の事業はゴルフ場事業及びこれに付帯する業務の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を

省略しております。

 

 ②キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ150,860千円減少

し、当中間会計期間末は、137,294千円となりました。

 また、当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間において、営業活動の結果増加した資金は140,965千円(前年同期比25,262千円増)となりました。これは主に売上債権の減少21,815千円及び棚卸資産の減少3,516千円等によるものであります。

 

 

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間において、投資活動の結果減少した資金は291,825千円(前年同期比23,740千円増)となりまし

 た。これは有形固定資産の取得によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間において、財務活動によるキャッシュ・フローはありません。

 

③生産、受注及び販売の実績

 当社は生産及び受注を行っていないため、記載を省略しております。

 

   営業実績

当中間会計期間の営業実績は次のとおりであります。

なお、当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

項目

第53期中

(自 令和5年1月1日

至 令和5年6月30日)

前年同期比(%)

グリーンフィー収入(千円)

187,235

104.0

維持費収入(千円)

162,009

98.9

キャディフィー収入(千円)

214,668

118.2

貸物品等収入(千円)

6,494

98.3

ロッカーフィー収入(千円)

4,038

103.3

年会費収入(千円)

117,819

100.8

レストラン売上(千円)

147,976

116.1

会員登録料収入(千円)

56,200

92.8

その他(千円)

186,377

99.2

合計(千円)

1,082,820

105.3

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

  経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものです。

 

①重要な会計方針及び見積り

  当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。

 この財務諸表の作成にあたって、当社が採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 中間財務諸表

 等 (1)中間財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。

  なお、財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、一定の会計基準の範囲内

 において過去の実績やその時点での入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は、これら

 の見積りと異なる可能性があります。

 

②当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容

 a.財政状態

(資産の部)

 当中間会計期間末の資産の部合計は、前事業年度末と比較して47,422千円(0.7%)増加し、6,413,470千円と

なりました。

 流動資産は、同119,070千円(11.6%)減少し、899,441千円となりました。増減の主な要因は、現金及び預金が150,860千円減少したことによるものであります。

 固定資産は、同166,492千円(3.1%)増加し、5,514,028千円となりました。増減の主な要因は、有形固定資産の

取得151,458千円及び建設仮勘定の増加140,625千円、減価償却費111,992千円を計上したことによるものであります。

 

(負債の部)

 当中間会計期間末の負債の部合計は、前事業年度末と比較して113,653千円(28.0%)増加し、518,548千円とな

りました。

 流動負債は、同133,252千円(49.8%)増加し、400,424千円となりました。増減の主な要因は、前受収益(流動負債の「その他」に含む。)が134,833千円増加したことによるものであります。

 固定負債は、同19,598千円(14.2%)減少し、118,124千円となりました。増減の主な要因は、退職給付引当金

13,263千円減少及び長期預り金6,335千円減少したことによるものであります。

 

(純資産の部)

 当中間会計期間末の純資産の部合計は、前事業年度末と比較して66,231千円(1.1%)減少し、5,894,921千円

となりました。増減の主な要因は、中間純損失の計上により繰越利益剰余金が66,231千円減少したことによるも

のであります。

 

 b.経営成績等

 「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載した事項をご参照下さい。

 

 c.キャッシュ・フローの状況の分析

「第2 事業の状況 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

  (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載した事項をご参照下さい。

 

 d.経営成績等の状況に重要な影響を与える要因

「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載した事項をご参照下さい。

 

   e.資本の財源及び資金の流動性

    当社は、設備投資等に必要な資金及びその他所要資金については、自己資金において充当しております。