株式会社小樽ゴルフ場

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04674 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の

 状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 長期的な観点を基に、令和2年度から新規入会者の入会時の会員預り金を2,000千円から0円に改定。それ以後の負債の減少に努めるとともに、新規入会者の促進を図り入会金収入を確保し、将来の設備維持管理等に向けた財政状況の改善に努めております。

 

  当中間会計期間の入場者数は、新コース13,616人(前年同期比199人増加)、旧コース5,681人(前年同期比191人減少)の合計入場者数は19,297人(前年同期比8人増加)となりました。

 

  売上高におきましては、メンバーの入会金114,000千円(前年同期比4,000千円減少)、年会費等収入が187,026

 千円(同2,908千円減少)しましたが、新コース入場者数の増加及びゲストグリーンフィの改定により、プレー収入

 が233,089千円(同12,490千円増加)したこと等により、売上高は427,285千円(同8,336千円増加)となりました。

 当中間会計期間は、練習場の防球ネット支柱塗装及びネット管理用ウインチの交換等に25,315千円、コース内の既存管理道路の補修5,900千円及びスプリンクラー嵩上げ補修3,600千円等を行い、施設の維持管理の改善を図っております。

 

  その結果、当中間会計期間の経営成績は、売上高427,285千円(前年同期比8,336千円増加)、売上原価219,190千円

 (同51,039千円増加)、販売費及び一般管理費88,649千円(同423千円減少)、営業利益119,444千円(同42,279千円

 減少)、経常利益120,281千円(同43,787千円減少)となり、税引前中間純利益120,034千円(同43,710千円減少)、

 中間純利益78,558千円(同29,030千円減少)となりました。

   尚、当社は、ゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

  ②キャッシュ・フローの状況

   当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ50,036

 千円減少し、295,698千円となりました。

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

  当中間会計期間において営業活動の結果得られた資金は、31,251千円(前年同期は29,382千円の減少)となりま

  した。これは主に、税引前中間純利益120,034千円(同43,710千円減少)等によるものです。

 

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

   当中間会計期間において投資活動の結果使用した資金は、36,780千円(前年同期比2,918千円減少)となりま

 した。これは主に、有形固定資産の取得による支出36,602千円(同2,848千円減少)等によるものです。

 

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

   当中間会計期間において財務活動の結果減少した資金は、44,507千円(前年同期比22,000千円増加)となりまし

 た。これは主に、長期借入金の返済による支出44,210千円(同22,000千円増加)によるものです。

 

 

  生産、受注及び販売の実績

 (1) 生産実績

   該当事項はありません。

 

 (2) 受注実績

   該当事項はありません。

 

 (3) 販売の実績

   当中間会計期間における営業日数及び入場者数の実績は、次のとおりであります。

区 分

項 目

前中間会計期間

(自 令和4年 1月 1日

   至 令和4年 6月30日)

当中間会計期間

(自 令和5年 1月 1日

   至 令和5年 6月30日)

ホール数

新コース

営業日数

入場者数

77日

13,417人

77日

13,616人

18

旧コース

営業日数

入場者数

83日

5,872人

83日

5,681人

9

    (注) 今シーズンのオープン日は、新コースは4月15日、旧コースは4月8日です。

 

    当中間会計期間における販売の実績を収入別に示すと、次のとおりであります。

営業収入別

前中間会計期間

(自 令和4年1月1日 至 令和4年6月30日)

当中間会計期間

(自 令和5年1月1日 至 令和5年6月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

プレー収入

220,598

52.66

233,089

54.55

 年会費等収入

189,934

45.33

187,026

43.77

 その他の収入

8,416

2.01

7,170

1.68

 合  計

418,949

100.00

427,285

100.00

 

 

 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

   経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、以下のとおりです。

   尚、本項に記載した事項は、半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 (1)重要な会計方針及び見積り

  当社の中間財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

 当中間財務諸表の作成に当たりまして、中間会計期間末における資産・負債及び中間会計期間の収益・費用の数値

 に影響を与える見積りは、主に資産の評価や引当金の計上等であり、これらの見積り及び判断に対して、継続して

 評価を行っております。

 

 (2)財政状態

  長期的な観点から、令和2年度より新規入会者の入会時の会員預り金を2,000千円から0円に改定し、負債(借入金

 及び入会預り金)の減少に努めるとともに、メンバーシップを高め、プレー収入及び新規入会者の促進等にて入会金

 の収入確保に努め、コースの維持等と将来の設備維持管理等に向けた資金確保のため、財政状況の改善に努めており

 ます。

 

 (3)経営成績

 「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の

 状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。

 

 (4)資本の財源及び資金の流動性

   令和5年度から新コースゲストのグリーンフィを改定及び新規入会者の促進等を図り流動性の確保に努めておりま

  す。

 

 (5)経営成績に重要な影響を与える要因について

  当社の事業はゴルフ事業のみを行っており、営業期間が6ヵ月余りであります。近年は豪雨、雷雨、落雷等が増加

 傾向にあり、限られた営業日数のなかで、このような天候は経営成績に重要な影響を与える要因となっております。