株式会社金太郎温泉

サービス業ホテル

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04685 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績等の状況の概要

当中間会計期間末における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。

 

a.財政状態

当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末と比較して25百万円減少して2,349百万円となりました。当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末と比較して11百万円減少して1,473百万円となりました。当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末と比較して13百万円減少して876百万円となりました。

 

b.経営成績

当中間会計期間のわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行されるなど、各種の行動制限の解除に伴い、社会経済活動の正常化の動きが進みました。一方で長期化するウクライナ情勢、急速な円安を背景とした原材料や燃料価格の高騰などにより経営環境は先行き不透明な状況が続いております。

宿泊業界におきましては、大都市を中心にインバウンド需要の回復などコロナ前の数字に迫りつつありますが、当社におきましては、全国旅行支援の終了など国や地方自治体による観光支援策が無くなったことによるマイナスの影響を受けることとなりました。

このような経営環境下、当社の業況につきましては、利用客数は、宿泊客数・日帰客数(「カルナの館」利用客含む)合せて151,998(前年同期比1,416名減少、0.9%減少)となりました。

これを部門別にみますと、旅館部の宿泊客数は28,171名(前年同期比1,670名減少、5.5%減少)となり、旅館部の日帰り宴会客数は1,883名(前年同期比1,070名増加、131.6%増加)となりました。「カルナの館」の利用客数は121,944名(前年同期比816名減少、0.6%減少)となりました。

売上高は、旅館部につきましては、492百万円(前年同期比4.4%減少)となりました。「カルナの館」につきましては、88百万円(前年同期比0.4%減少)となりました。売上高総額は580百万円(前年同期比3.8%減少)となりました。

売上原価につきましては、137百万円(前年同期比2.3%減少)となり、売上総利益は443百万円(前年同期比4.3%減少)となりました。

販売費及び一般管理費につきましては、454百万円(前年同期比1.2%増加)となりました。その結果、営業損益は前年同期比25百万円減少し10百万円の損失計上となりました。また、営業外収益及び営業外費用を加減し、経常損益は14百万円の損失を計上(前年同期比25百万円減少)、税引前中間純損益は13百万円の損失を計上(前年同期比24百万円減少)、中間純損益は13百万円の損失を計上(前年同期比24百万円減少)いたしました。

 

 

②キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ20百万円減少し、468百万円となりました。

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は70百万円(前年同期は136百万円の資金増加)となりましたが、これは税引前中間純損失13百万円、減価償却費66百万円、仮払、仮受消費税等の増加13百万円、未払費用の増加17百万円等が要因であります。

前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の税引前中間純利益10百万円に対し、当中間会計期間では税引前中間純損失が13百万円であったことであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の減少は23百万円(前年同期は170百万円の資金減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出23百万円等によるものです。

前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の有形固定資産の取得による支出169百万円に比較し、当中間会計期間は同支出が146百万円減少したことであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は67百万円(前年同期は10百万円の資金減少)となりました。これは長期借入金の返済が67百万円であったことによるものです。

前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間は短期借入金による収入が60百万円、長期借入金の返済が70百万円あったことと比較し、当中間会計期間は短期借入金による収入がなく、長期借入金の返済が67百万円であったことであります。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。

 

①重要な会計方針

当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。

 

②当中間会計期間の財政状態の分析

(資産の部)

当中間会計期間末における資産合計の残高は、前事業年度末と比較して25百万円減少して2,349百万円となりました。

流動資産は605百万円(前事業年度末588百万円に比べ16百万円増加)となりました。これは主に現金及び預金の減少(前事業年度末比20百万円減少)、売掛金の減少(前事業年度末比8百万円減少)及び仮払消費税等の増加(前事業年度末比43百万円増加)によるものです。

固定資産は1,743百万円(前事業年度末1,785百万円に比べ41百万円減少)となりました。これは減価償却費66百万円に対し有形固定資産の取得23百万円によるものです。

(負債の部)

当中間会計期間末における負債合計の残高は、前事業年度末と比較して11百万円減少して1,473百万円となりました。

流動負債は503百万円(前事業年度末437百万円に比べ65百万円増加)となりました。未払消費税等の減少(前事業年度末比33百万円減少)あるものの、未払費用の増加(前事業年度末比17百万円増加)、前受金の増加(前事業年度末比17百万円増加)、仮受消費税等の増加(前事業年度末比57百万円増加)等によるものです。

固定負債は969百万円(前事業年度末1,047百万円に比べ77百万円減少)となりました。これは主に長期借入金の減少(前事業年度末比81百万円減少)によるものです。

(純資産の部)

当中間会計期間末における純資産合計の残高は、前事業年度末と比較して13百万円減少して、876百万円となりました。中間純損失13百万円が要因であります。

 

③当中間会計期間の経営成績の分析

(売上高)

当中間会計期間の売上高総額は580百万円となりました。旅館部においては、宿泊客が減少し日帰り宴会客が増加、日帰り温泉施設「カルナの館」においては、利用客数が減少しました。

(営業損益)

当中間会計期間の売上原価は137百万円、売上総利益は443百万円となりました。

販売費及び一般管理費は454百万円となり、当中間会計期間の営業損益は10百万円の損失(前中間会計期間は14百万円の利益)と前年同期比25百万円の減少となりました。

(経常損益)

当中間会計期間の経常損益は14百万円の損失(前中間会計期間は11百万円の利益)と前年同期比25百万円の減少となりました。営業損益の減少が主な要因であります。

(中間純損益)

当中間会計期間の中間純損益は13百万円の損失(前中間会計期間は10百万円の利益)と前年同期比24百万円の減少となりました。税引前中間純損益の減少が主な要因であります。

 

④キャッシュ・フローの状況の分析

当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

営業の状況

(1)収容能力等

区分

前中間会計期間末

当中間会計期間末

(2022年11月30日現在)

(2023年11月30日現在)

1日当たりの収容能力

1日当たりの収容能力

室数(室)

定員数(人)

室数(室)

定員数(人)

建物

 

 

 

 

客室

92

500

92

500

大広間

3

895

3

895

中広間

14

263

14

263

カルナの館

1

840

1

840

110

2,498

110

2,498

駐車場

バス  20台・普通乗用車  450台

バス  20台・普通乗用車  450台

 

(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。

大広間 1畳に1名収容

中広間 2畳に1名収容

2.「カルナの館」の定員数は、男女更衣室のロッカー数により算出しました。

(2)各期別収容実績

区分

前中間会計期間

当中間会計期間

(2022年6月1日~2022年11月30日)

(2023年6月1日~2023年11月30日)

日帰

(人)

宿泊

(人)

計(人)

1日平均

(人)

日帰

(人)

宿泊

(人)

計(人)

1日平均

(人)

カルナの館

122,760

122,760

670

121,944

121,944

666

旅館部

813

29,841

30,654

167

1,883

28,171

30,054

164

123,573

29,841

153,414

838

123,827

28,171

151,998

830

(注)1日平均人数は、183日にて算出しました。

 

(3)利用率

区分

前中間会計期間

当中間会計期間

(2022年6月1日~2022年11月30日)

(2023年6月1日~2023年11月30日)

日帰

 

 

 

 

各期間収容能力

    365,634人

利用率

365,634人

利用率

各期間収容実績

      123,573人

33.7%

123,827人

33.8%

宿泊

 

 

 

 

各期間収容能力

            91,500人

利用率

91,500人

利用率

各期間収容実績

            29,841人

32.6%

28,171人

30.7%

(注)1.日帰りの収容能力は、大広間・中広間及びカルナの館の定員数×営業日数(183日)として算出しました。

2.宿泊の収容能力は、客室の定員数×営業日数(183日)として算出しました。

(4)部門別収入実績

区分

前中間会計期間

当中間会計期間

(2022年6月1日~2022年11月30日)

(2023年6月1日~2023年11月30日)

カルナの館

(千円)

旅館部

(千円)

計(千円)

カルナの館

(千円)

旅館部

(千円)

計(千円)

入館料

58,560

58,560

58,529

58,529

旅館部

481,112

481,112

464,017

464,017

食堂部

17,648

17,648

17,157

17,157

売店部

5,686

30,523

36,209

5,633

26,524

32,157

遊戯場

373

373

390

390

自販機

1,221

866

2,088

1,361

831

2,193

その他

5,398

2,643

8,041

5,447

833

6,280

88,888

515,146

604,035

88,518

492,206

580,725

(注)その他収入は、旅行業に係る手数料、その他であります。