E04708 Japan GAAP
経営成績等の概要
(1)経営成績
新型コロナウイルス感染症の影響も落ち着き、コンペ利用も回復傾向となりました。また、台風等の天災も少なく、組単位の集客も順調に推移いたしました。
このような状況化の中、当倶楽部におきましては、お客様に快適なプレー環境をお届けするため、コースの改修工事、バンカー整備、グリーンのメンテナンスの他にコース内に新たにトイレの増設を行いました。
当中間会計期間の来客者数におきましては21,629名(前年同期21,916名、前年同期比287名減)のお客様に来場いただきました。客単価におきましては、10,113円(前年同期9,806円、前年同期比307円増)と増加いたしました。その結果、売上高におきましては242百万円(前年同期比3百万円、1.5%増)、経常利益におきましても27百万円(前年同期比6百万円、30.0%増)と、増収増益となりました。
今後におきましても、会員制ゴルフ場の大切なコンセプトとして、「コースメンテナンスの更なる充実」「社員一人ひとりのホスピタリティの向上」そして「プレイ時に於けるマナーや進行管理の徹底」に注力し、他のゴルフ場との差別化を図り皆様に満足していただける、ワンランク上のセルフコースを目指し運営して参ります。
(2)キャッシュ・フロー
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動で得られた資金48百万円を計上し、宝交通株式会社へ16百万円貸付及び固定資産への投資25百万円により、当中間会計期間末には9百万円となりました。前中間会計期間と比べ大きな変動はありません。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において営業活動の結果得られた資金は48百万円(前年同期比7百万円減)となりました。これは税引前中間純利益を27百万円、減価償却費を12百万円計上したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において投資活動の結果使用した資金は42百万円(前年同期比6百万円減)となりました。これは主に宝交通株式会社へ16百万円の貸付及びコース管理機械取得等の有形固定資産取得による支出を25百万円計上したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において財務活動の結果使用した資金は7百万円(前年同期比0百万円増)となりました。これは主にリース債務の返済による支出7百万円によるものです。
仕入及び販売の実績
(1)商品の仕入実績
当中間会計期間の商品仕入実績を品目別に示すと次のとおりであります。
品目別 |
当中間会計期間 (自 2023年3月21日 至 2023年9月20日) |
前年同期比(%) |
ゴルフ場事業 |
|
|
食堂料理飲料資材(千円) |
20,051 |
98.25 |
売店商品(千円) |
6,992 |
114.76 |
合計(千円) |
27,043 |
102.05 |
(2)販売実績
当中間会計期間の販売実績を収入別に示すと次のとおりであります。
収入別 |
当中間会計期間 (自 2023年3月21日 至 2023年9月20日) |
前年同期比(%) |
ゴルフ場事業 |
|
|
プレイ収入(千円) |
149,965 |
105.16 |
食堂・売店収入(千円) |
67,139 |
92.67 |
登録料収入(千円) |
4,850 |
97.97 |
その他収入(千円) |
20,559 |
108.95 |
合計(千円) |
242,515 |
101.52 |
(注)上記金額は、ゴルフ場利用税を含まない実績収入によるものです。
経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
経営者の視点による当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果は異なることがあります。
(2)当中間会計期間の経営成績の分析
①売上高
売上高におきましては、客単価の増加(前年同期比307円、3.1%増)により、242百万円(前年同期比3百万円、1.5%増)となりました。
②経常利益
経常利益におきましては、主に売り上げの増加により、27百万円(前年同期比6百万円、30.0%増)となりました。
③中間純利益
中間純利益におきましては、26百万円(前年同期比5百万円、28.4%増)となりました。
(3)当中間会計期間末における財政状態の分析
①資産
当中間会計期間末の総資産残高は、前事業年度末と比較して33百万円増加し、1,606百万円となりました。これは、親会社への短期貸付金16百万円の増加が主な要因であります。
②負債
当中間会計期間末の総負債残高は、前事業年度末と比較して8百万円増加し、190百万円となりました。これは年会費の前受によるその他の流動負債が23百万円増加したことが主な要因であります。
③純資産
当中間会計期間末の純資産残高は、前事業年度末と比較して25百万円増加し、1,415百万円となりました。これは、中間純利益26百万円を計上したことが主な要因であります。
(4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況につきましては、「経営成績等の概要(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
当社の運転資金需要の主なものは、人材の確保、コース維持にかかる人件費、営業継続のための設備維持費及びシステム維持費、将来の顧客獲得のため又は顧客の利便性や当社サービス向上のための広告宣伝費及びシステム改良費等の営業費用であります。
現時点で予定されている重要な資本的支出はありません。
当社としては、必要に応じて親会社より資金調達する方針としております。なお、当中間会計期間での銀行借入はありません。