E04715 Japan GAAP
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
当中間会計期間におけるわが国経済は、供給制約の緩和により輸出増加に伴う外需の成長、宿泊などの対面型サービスが増収となり、好調を維持しました。当面はコロナ禍からの経済活動正常化の動きが続くことから、緩やかな回復が続く見通しです。
このような環境下、5月から新型コロナウイルス感染症が5類へ移行されたことにより、お客様の娯楽ニーズが多様化しゴルフ場の優位性が低下したため、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているザ・トラディションゴルフクラブの当中間会計期間の来場者数は25,575名と前年同期比305名(1.2%)減少しました。
ゴルフはコロナ禍でも比較的影響を受けにくいスポーツとされ、前事業年度はゴルフ人口が大きく増加しましたが、その勢いは徐々に落ち着いてきています。しかし前事業年度に引き続き、クラブ競技やオープンコンペなどの開催によって来場者を確保しました。8月の繁忙期(お盆期間)に台風の襲来があり、営業面では厳しい状況でしたが、9月は天候が良く、コースの状態も安定していたため、上半期は通年に近い営業状態で終了することができました。
会員様の来場者数は14,106名と前年同期比29名(0.2%)減少し、ゲスト来場者数も11,469名と前年同期比276名(2.3%)減少しました。メンバー比率は前年同期比0.5ポイント上昇し55.2%となりました。
当中間会計期間の当社の売上高は、年会費収入とリゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料収入等で構成されており、134,352千円(前年同期比32.7%増)となりました。一方、販売費及び一般管理費は127,583千円(前年同期比31.8%増)となりました。
その結果、営業利益6,768千円(前年同期比50.4%増)、経常利益24,497千円(前年同期比7.6%増)、中間純利益は14,373千円(前年同期比0.1%減)となりました。
前事業年度末に比べ、資産は78,515千円増加の7,323,787千円、負債は64,142千円増加の113,103千円、純資産は14,373千円増加の7,210,684千円となりました。
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ122,601千円増加し、2,760,580千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における営業活動による資金の増加は、148,448千円(前年同期は122,937千円の増加)となりました。これは、税引前中間純利益が24,498千円、前払費用の減少額が38,573千円、前受収益の増加額が59,392千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における投資活動による資金の減少は、25,846千円(前年同期は46,370千円の減少)となりました。これは、定期預金の預入による支出が4,000千円、有形固定資産の取得による支出が21,643千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における財務活動による資金の増減はありませんでした(前年同期も増減なし)。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
販売実績
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
① 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
資産合計は、7,323,787千円となり前事業年度と比べて78,515千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加が126,601千円、前払費用の減少が38,573千円あったこと等によるものであります。
負債合計は、113,103千円となり前事業年度と比べて64,142千円の増加となりました。これは主に、前受収益の増加が59,392千円あったこと等によるものであります。
純資産合計は、7,210,684千円となり前事業年度と比べて14,373千円の増加となりました。これは中間純利益が14,373千円あったことによるものであります。
経営成績については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。
② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。
なお、当中間会計期間末における現金及び現金同等物の残高は2,760,580千円であり、有利子負債はありません。