E04720 Japan GAAP
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
当中間会計期間におけるわが国経済は、供給制約の緩和により輸出増加に伴う外需の成長、宿泊などの対面型サービスが増収となり、好調を維持しました。当面はコロナ禍からの経済活動正常化の動きが続くことから、緩やかな回復が続く見通しです。
このような環境下、5月から新型コロナウイルス感染症が5類へ移行されたことにより、お客様の娯楽ニーズが多様化し、ゴルフ場の優位性が低下したため、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているオークモントゴルフクラブの当中間会計期間の来場者数は23,169名、前年同期では1,700名の減少(前年同期比6.8%減)となりました。
上記の要因以外に、第1四半期5月期はゴールデンウィーク期間と豪雨が重なったこと、その他7日間に於いても同様の理由で、510名のキャンセルになりました。6月期は、台風の影響に伴うクローズで、前年同期比856名の減少となりました。第2四半期の8月期も、お盆期間に台風のためクローズを余儀なくされました。これらの理由から、来場数が大きく減少する結果となりました。
会員様の来場者数は12,420名と前年同期比551名(4.2%)減少し、ゲスト来場者数も10,749名と前年同期比1,149名(9.7%)減少しました。メンバー比率は前年同期比1.4ポイント増加し53.6%となりました。
当中間会計期間の当社の売上高は、年会費収入とリゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料収入等に加えて登録料収入が発生しましたが、登録料収入は利用期間に応じて期間按分計上された事により、93,558千円(前年同期比2.4%増)となりました。一方、登録料収入に対応する販売手数料が一括計上された事等により、販売費及び一般管理費は94,379千円(前年同期比16.2%増)となりました。
その結果、営業損失820千円(前年同期は営業利益10,190千円)、経常損失5,631千円(前年同期は経常利益6,693千円)、中間純損失は6,431千円(前年同期は中間純利益6,906千円)となりました。
前事業年度末に比べ、資産は6,114千円減少の2,704,529千円、負債は317千円増加の2,474,708千円、純資産は6,431千円減少の229,821千円となりました。
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べて19,129千円減少し66,861千円となりました。
当中間会計期間における営業活動による資金の減少は20,718千円(前年同期は15,440千円の減少)となりました。これは、前受収益の減少額が33,782千円あったこと等によるものであります。
当中間会計期間における投資活動による資金の減少は33,514千円(前年同期は12,765千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が33,502千円あったこと等によるものであります。
当中間会計期間における財務活動による資金の増加は35,104千円(前年同期は14,787千円の減少)となりました。これは、長期借入れによる収入が50,000千円、長期借入金の返済による支出が11,750千円あったこと等によるものであります。
当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間会計期間末の資産合計は2,704,529千円となり、前事業年度末と比べて6,114千円の減少となりました。これは現金及び預金の減少が19,129千円あったこと等によるものであります。
当中間会計期間末の負債合計は2,474,708千円となり、前事業年度末と比べて317千円の増加となりました。これは前受収益の減少が42,648千円、未払金の増加が5,591千円、長期借入金の増加が38,250千円あったこと等によるものであります。
当中間会計期間末の純資産合計は229,821千円となり、前事業年度末と比べて6,114千円の減少となりました。これは中間純損失の計上によるものであります。
経営成績については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等により資金調達を行うこととしております。
なお、当中間会計期間末における有利子負債の残高は2,297,372千円、現金及び現金同等物の残高は66,861千円となっております。