E04724 Japan GAAP
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当中間会計期間におけるわが国経済は、エネルギー価格の高騰、食料品価格の値上等が個人消費の下押し圧力となり、景気の先行きは不透明な状況が続きました。
ゴルフ場業界におきましては、構造的なゴルフ人口の減少傾向を背景に低価格料金での集客競争が継続する等厳しい経営環境が続いておりますが、コロナ禍においてゴルフは比較的安全な娯楽と認識され、底堅く推移いたしました。
当ゴルフ場におきましては、来場者数は前年の回復傾向から伸び悩み、前年同期比81名減少し18,809名となりました。
また、太陽光発電事業においては、メガソーラーを増設して2月より稼働を開始ししたため、発電能力は大幅に向上いたしました。
以上の結果、売上高は192,845千円(前年同期比14.0%増)、売上原価が123,382千円(同8.6%増)、販売費及び一般管理費が63,424千円(同13.8%増)となり、営業利益は6,039千円(前年同期は営業損失207千円)、経常利益は12,440千円(前年同期比434.2%増)、中間純利益は14,236千円(同558.8%増)となりました。
なお、当中間会計期間より表示方法の変更を行っており、前年同期比較については組替後の前中間会計期間の中間財務諸表の数値を用いて比較しております。表示方法の変更の内容については、「第5 経理の状況 1 中間財務諸表 注記事項(表示方法の変更)」に記載しております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(ゴルフ場事業)
ゴルフ場事業におきましては、来場者数の減少により売上高は164,872千円(前年同期比2.1%減)、人件費の増加等により販売費及び一般管理費が増加し、経常損失は946千円(前年同期は経常利益2,073千円)となりました。
(太陽光発電事業)
太陽光発電事業におきましては、メガソーラーの増設により、売上高は27,973千円(前年同期は859千円)、経常利益は13,386千円(前年同期は254千円)となりました。
② 財政状態
当中間会計期間末の資産の部の合計は、前事業年度末と比較して96,504千円(5.5%)増加して1,850,896千円となりました。これは主として、有形固定資産が増加したことによるものです。
負債の部の合計は、前事業年度末と比較して82,268千円(5.2%)増加して1,651,127千円となりました。これは主として、長期借入金が増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ25,133千円増加し31,623千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、営業活動によって獲得した資金は、19,785千円(前年同期比33.7%減)となりました。これは主に、税引前中間純利益と減価償却費を計上したことと、未収消費税等が増加し未払消費税等が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、投資活動によって使用した資金は、72,068千円(前年同期は3,712千円の使用)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、財務活動によって獲得した資金は、77,416千円(前年同期は24,276千円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入があったことによるものです。
④ 販売実績
(ゴルフ場事業)
内訳 |
単位 |
当中間会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日) |
前年同期比(%) |
プレー収入 |
千円 |
124,993 |
97.6 |
年会費収入 |
千円 |
28,760 |
97.0 |
売店収入 |
千円 |
5,062 |
104.1 |
その他収入 |
|
|
|
食堂運営手数料収入 |
千円 |
6,056 |
105.4 |
収入合計 |
千円 |
164,872 |
97.9 |
(太陽光発電事業)
内訳 |
単位 |
前中間会計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年6月30日) |
当中間会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日) |
売電収入 |
千円 |
859 |
27,973 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
① 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
② 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当中間会計期間は、売上高が前期より23,657千円(14.0%)増加し192,845千円となりました。この主たる要因は、太陽光発電事業において、メガソーラーを増設し発電能力が大幅に向上したことによるものです。
売上原価は、前期より9,736千円(8.6%)増加して123,382千円となりました。この主たる要因は、太陽光発電事業において、減価償却費が増加したことに等よるものです。
以上の結果、営業利益は6,039千円(前年同期は営業損失207千円)、経常利益は12,440千円(前年同期比434.2%増)、中間純利益は14,236千円(同558.8%増)となりました。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「2.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金の源泉は、主に金融機関からの借入金によるものです。
当中間会計期間における資金の流動性については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。