E04728 Japan GAAP
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間は、新型コロナウイルスの対策によるワクチン接種普及率の効果及び感染予防対策を万全に期した結果、営業日数は159日(前年同期比6日増)となりました。一方、来場者数は、会員5,198名、ゲスト7,769名の合計12,967名となり前年同期実績12,283名と比較して684名の増加となりました。
この結果、当中間会計期間における営業収入は、363,647千円(前年同期比9.4%増)となりました。
営業費用につきましては、474,481千円(前年同期比7.3%増)となりました。従いまして、営業損失は、110,834千円(前中間会計期間は営業損失109,955千円)となりました。
また、当中間会計期間における新規入会者に伴う入会金収入が80,000千円(前年同期比45.5%増)及び株式名義書換料は160,000千円(前年同期比77.8%増)等があったことにより、経常利益は134,396千円(前年同期比224.4%増)となりました。
結果、法人税等を計上した後の中間純利益は、84,227千円(前年同期比167.4%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ、168,100千円増加の942,362千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における営業活動による資金の増加は、211,874千円(前中間会計期間は23,582千円の増加)となりました。主な増加要因は税引前中間純利益134,348千円、減価償却費34,630千円及び未収入金12,069千円の減少及び未払消費税等の増加23,896千円等、主な減少要因は、売上債権の増加4,058千円及び仕入債務の減少9,652千円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における投資活動による資金の減少は、43,773千円(前中間会計期間は31,541千円の減少)であります。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出41,234千円であります。
(財務活動よるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における財務活動による資金の増加減少は、ありません(前中間会計期間は4,676千円の減少)。
③営業の状況
当中間会計期間の営業実績は次のとおりであります。
区分 |
第88期中間会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日) |
前年同期比(%) |
営業日数(日) |
159 |
103.9 |
来場者数 |
|
|
会員(人) |
5,198 |
96.5 |
ビジター(人) |
7,769 |
112.6 |
合計(人) |
12,967 |
105.6 |
営業収入 |
|
|
プレー収入(千円) |
265,030 |
112.3 |
年会費収入(千円) |
66,265 |
99.3 |
その他収入(千円) |
32,351 |
109.3 |
合計(千円) |
363,647 |
109.4 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この中間財務諸表の作成に当たりまして、重要な会計方針及び見積りにつきましては、十分検討して作成しております。
②当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当中間会計期間における営業日数は159日(前年同期比6日増)となりましたが、来場者数は、会員5,198名、
ゲスト7,769名の合計12,967名と前年同期実績12,283名と比較して684名の増加となりました。
この結果、当中間会計期間における営業収入は、363,647千円(前年同期比9.4%増)となりました。
営業費用につきましては、474,481千円(前年同期比7.3%増)となり、営業損失は110,834千円(前中間会計期間は営業損失109,955千円)となりました。また、当中間会計期間における新規入会者に伴う入会金収入が80,000千円(前年同期比45.5%増)及び株式名義書換料は160,000千円(前年同期比77.8%増)等があったことにより、経常利益は134,396千円(前年同期比224.4%増)となりました。
結果、法人税等を計上した後の中間純利益は、84,227千円(前年同期比167.4%増)となりました。
また、当社の中間会計期間末の財政状態は、流動資産は154,176千円増加し1,009,625千円(前事業年度末比18.0%増)となりました。これは、主に現金及び預金の168,100千円の増加等によるものであります。固定資産は前事業年度末に比べ17,333千円減少し、1,758,577千円(同比1.0%減)となりました。これは、構築物などの増加17,980千円、減価償却の実施などによる減少35,313千円によるものです。負債は、前事業年度末に比べ52,615千円増加し、451,593千円(同比13.2%増)となりました。これは主に未払金21,109千円の減少はあったものの、未払消費税等23,896千円及び未払法人税等48,975千円等の増加によるものであります。純資産は、前事業年度末に比べ84,227円増加し、2,316,609千円(同比3.8%増)となりました。これは、中間純利益が84,227千円計上されたことによるものであります。
ゴルフ場業界におきましては、コロナ禍でゴルフが比較的感染リスクの低いスポーツとして認知されたことから、一般的には若年層の一部にゴルフ人口の増加がみられておりますが、天候不順などの影響もあり、当社の営業環境は厳しい状況が続いております。
このような状況下において、当社の課題は、会員の皆様のご指導、ご協力の下、快適なクラブライフの提供と安定した会社経営を継続していくことです。コース管理運営においては、より品質の高いメンテナンスを行う体制を進めております。
お客様を「おもてなし」するためのキャディならびにクラブハウススタッフの教育につきましても引き続き、力を入れてまいります。
役職員一同、引き続きより一層の努力をいたす所存でございますが、株主の皆様方には引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
③資本の財源及び資本の流動性
当社の運転資金の需要のうち主なものは、コース維持に関する設備の更新及び一般管理費等の営業費用であります。
当社は、事業上必要な流動性と資金の源を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金は自己資本を基本としております。