株式会社小原カントリークラブ

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04729 Japan GAAP


3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(経営成績等の状況の概要)

   当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状

  況の概要は次のとおりであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当中間会計期間におけるわが国経済は、WITHコロナに向けた政策により行動制限の段階的な緩和が進み経済活動・社会的活動に回復傾向の兆しが見られました。一方、ロシアのウクライナ侵攻の長期化による資源・エネルギーコストの高騰や日米の金利格差拡大を背景とした急激な円安の進行、それらに伴う物価上昇等があり、先行き不透明な状況にあります。

ゴルフ業界におきましては、ゴルフは感染リスクの少ない屋外スポーツのため、若いビジターの来場者も増えるなど来場者・売上ともに顕著な回復傾向にあります。

このような状況のなか、当社におきましては、メンバー重視の姿勢を基本理念とし、お客様サービスの向上に努め、価格競争に陥ることなく営業の強化によるコンペ誘致、リピーターの確保、オープンコンペの拡充、平日における予約代行業者との提携によるビジターの集客強化と営業努力を重ねてまいりました。結果、2022年12月から2023年2月にかけて降雪等のため延べ13日間のクローズがあったものの、当中間会計期間における来場者数は12,017名(前年同期比111.1%)、売上高118,185千円(同110.5%)となりました。また、経常損失4,072千円(前年同期比118.3%)、中間純損失4,766千円(前年同期比115.2%)となりました。

財政状態については、当中間会計期間末における資産が前事業年度に比べ3,230千円増加し、219,675千円になりました。負債は8,428千円増加し65,202千円となりました。一方、純資産は5,197千円減少し154,473千円になりました。

なお、当社は、ゴルフ場運営事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年末に比べ1,885千円増加し、86,062千円となりました。

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は433千円(前年同期は515千円の獲得)となりました。これは主に前受収益の増加13,275千円あったものの税引前中間純損失4,072千円の計上と未払金の減少4,199千円、売上債権の増加3,321千円と貸倒引当金2,750千円の減少があったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果獲得した資金は2,750千円(前年同期比100%)となりました。関係会社に対する長期貸付金の回収による収入2,750千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は431千円(前年同期比50%)となりました。これは優先株式に対する配当金431千円があったことによるものであります。

(生産、受注及び販売の状況)

当社の実態に則した内容を記載するため、生産実績及び受注実績に代えて収容実績を記載しております。なお、当社は、ゴルフ場運営事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(1) 収容実績

 

ホール数
(H)

前中間会計期間

(自 2021年10月1日

至 2022年3月31日)

当中間会計期間

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

営業日数
(日)

収容実績(名)

1日平均
来場者数
(名)

営業日数
(日)

収容実績(名)

1日平均
来場者数
(名)

メンバー

ゲスト

合計

メンバー

ゲスト

合計

18

142

3,554

7,255

10,809

76.1

147

3,651

8,366

12,017

81.7

 

 

(2) 販売実績

当中間会計期間における販売実績を売上区分別に示すと、次のとおりであります。

 

区分

金額(千円)

前年同期比(%)

ゴルフ場売上

96,411

110.9

名義書換料収入

8,850

124.6

年会費収入

12,183

99.5

その他

740

110.1

合計

118,185

110.5

 

 

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

   経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来

  に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 重要な会計方針及び見積もり

 当中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この中間財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積もりは合理的基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 中間財務諸表等 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。

 

(2) 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当中間会計期間の資産合計219,675千円となり前事業年度に比べて3,230千円の増加となりました。この増加の主な要因は、関係会社長期貸付金が2,750千円減少したものの売掛金3,321千円の増加と預託金債権及び関係会社長期貸付金に対する貸倒引当金2,750千円の減少があったこと等によるものであります。

 負債合計は65,202円となり前事業年度と比べて8,428千円の増加となりました。この増加の主な要因は前受収益13,275千円の増加があったこと等によるものです。

 純資産合計は154,473千円となり、前事業年度に比べて5,197千円の減少となりました。これは中間純損失4,766千円の計上があったこと等によるものであります。

 経営成績については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」 (経営成績等の状況の概要) (1) 財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。

 経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。

 資本の財源及び資金の流動性については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要) (2)キャッシユ・フローの状況」をご参照ください。