E04729 Japan GAAP
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状
況の概要は次のとおりであります。
当中間会計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、社会経済活動の正常化が進み、景気は持ち直しの兆しが見られましたが、緊迫した世界情勢に伴う資源・エネルギーの価格の高騰や大幅な円安による物価上昇などが足枷となり、脱コロナを原動力とする景気回復は道半ばとなりました。ゴルフ業界に於きましては行動制限緩和による他レジャーの需要の高まりや異常気象による長雨などもあり、昨年来続いてきた回復基調にあった来場者も横ばい状態であり団塊世代の高齢者ゴルファーのリタイヤを目の前に控え決して楽観視できない状況となっております。
このような状況のなか、当社におきましては、メンバー重視の姿勢を基本理念とし、お客様サービスの向上に努め、価格競争に陥ることなく営業の強化によるコンペ誘致、リピーターの確保、オープンコンペの拡充、平日における予約代行業者との提携によるビジターの集客強化と営業努力を重ねてまいりました。結果、2023年12月から2024年2月にかけて降雪等のクローズがあったものの、当中間会計期間における来場者数は12,416名(前年同期比103.3%)、売上高121,060千円(同102.4%)となりました。また、経常損失1,980千円(前年同期比48.6%)、中間純損失2,674千円(前年同期比56.1%)となりました。
財政状態については、当中間会計期間末における資産が前事業年度に比べ6,697千円増加し、227,313千円になりました。負債は9,802千円増加し67,533千円となりました。一方、純資産は3,105千円減少し159,780千円になりました。
なお、当社は、ゴルフ場運営事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
当中間会計期間末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年末に比べ4,396千円増加し、91,603千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は2,077千円(前年同期は433千円の使用)となりました。これは主に前受収益の増加13,266千円あったものの税引前中間純損失1,980千円の計上と未払金の減少2,490千円、売上債権の増加3,421千円と貸倒引当金2,750千円の減少があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は2,750千円(前年同期比100%)となりました。関係会社に対する長期貸付金の回収による収入2,750千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は431千円(前年同期比100%)となりました。これは優先株式に対する配当金431千円があったことによるものであります。
当社の実態に則した内容を記載するため、生産実績及び受注実績に代えて収容実績を記載しております。なお、当社は、ゴルフ場運営事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
当中間会計期間における販売実績を売上区分別に示すと、次のとおりであります。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来
に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
当中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この中間財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積もりは合理的基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 中間財務諸表等 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。
当中間会計期間の資産合計227,313千円となり前事業年度に比べて6,697千円の増加となりました。この増加の主な要因は、関係会社長期貸付金が2,750千円減少したものの売掛金3,421千円の増加と預託金債権及び関係会社長期貸付金に対する貸倒引当金2,750千円の減少があったこと等によるものであります。
負債合計は67,533千円となり前事業年度と比べて9,802千円の増加となりました。この増加の主な要因は前受収益13,266千円の増加があったこと等によるものです。
純資産合計は159,780千円となり、前事業年度に比べて3,105千円の減少となりました。これは中間純損失2,674千円の計上があったこと等によるものであります。
経営成績については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要) (1) 財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
資本の財源及び資金の流動性については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要) (2)キャッシユ・フローの状況」をご参照ください。