売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04732 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

 当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当社の主たる収入は、株式会社涼仙ゴルフ倶楽部からの賃貸収入でありますので、当社の業績の安定は株式会社涼仙ゴルフ倶楽部が持続的に安定経営を行っていくことが前提となります。

 当中間会計期間における涼仙ゴルフ倶楽部の入場者数は、18,053人と前年同期比3.0%増加し、年間計画数36,000人に対する達成率は、50.2%とほぼ計画通り進捗しております。

 当中間会計期間における当社は、株式会社涼仙ゴルフ倶楽部からの賃貸収入のほか、所有不動産の賃貸収入、入会金収入とも前年同期とほぼ同額の収入となり、前事業年度に設置した太陽光発電施設の賃貸料収入分が増収となりました。

 設備投資は、中期設備投資計画に沿って実施し、当中間会計期間は、クラブハウスのスターティングテラス天井改修などを行いました。

 この結果、当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

イ 財政状態

 当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ10百万円減少し、28億79百万円となりました。負債合計は50百万円減少し、8億57百万円となりました。また、純資産合計は、39百万円増加し、20億22百万円となりました。

 

ロ 経営成績

 当中間会計期間の経営成績は、営業収益1億14百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益40百万円(同11,9%増)、経常利益39百万円(同45.8%増)、中間純利益39百万円(同148.6%増)となりました。

 なお、当社の事業はゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間末における現金及び現金同等物の残高は2億10百万円となりました。

 当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は75百万円(前年同期は48百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前中間純利益40百万円の計上によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は24百万円(前年同期は49百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出27百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は49百万円(前年同期は12百万円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出48百万円によるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

 当社の事業はゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

イ 生産実績

 該当事項はありません。

 

ロ 受注実績

 該当事項はありません。

 

ハ 販売実績

当中間会計期間の販売実績を項目別に示すと次のとおりであります。

項目

金額(千円)

前年同期比(%)

賃貸収入

82,392

102.5

入会金収入

32,300

98.5

合計

114,692

101.3

(注)前中間会計期間及び当中間会計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前中間会計期間

(自  令和4年5月1日

至  令和4年10月31日)

当中間会計期間

(自  令和5年5月1日

至  令和5年10月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

株式会社涼仙ゴルフ倶楽部

73,500

64.9

75,498

65.8

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

①当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

イ 財政状態の分析

(資産の部)

 当中間会計期間末の流動資産は2億95百万円であり、前事業年度末に比べ13百万円減少しました。この主な要因は、未収入金が11百万円減少したことによるものであります。

 当中間会計期間末の固定資産は25億84百万円であり、前事業年度末に比べ2百万円増加しました。この主な要因は、建物及び構築物が7百万円増加したことによるものであります。

(負債の部)

 当中間会計期間末の流動負債は1億6百万円であり、前事業年度末に比べ9百万円減少しました。この主な要因は、未払金が9百万円減少したことによるものであります。

 当中間会計期間末の固定負債は7億50百万円であり、前事業年度末に比べ41百万円減少しました。この主な要因は、長期借入金が44百万円減少したことによるものであります。

(純資産の部)

 当中間会計期間末の純資産は20億22百万円であり、前事業年度末に比べ39百万円増加しました。この主な要因は、利益剰余金が39百万円増加したことによるものであります。

 なお、自己資本比率は70.2%(前事業年度末は68.6%)となっております。

 

ロ 経営成績の分析

(営業収益)

 当中間会計期間の営業収益は、前中間会計期間に比べ1百万円増加し、1億14百万円(前年同期比1.3%増)となっております。これは主に、太陽光発電施設の賃貸料収入が1百万円増加したことによるものであります。

(営業原価、営業総利益)

 当中間会計期間の営業原価は、前中間会計期間に比べ3百万円減少し、49百万円(同7.1%減)となっております。

 この結果、当中間会計期間の営業総利益は、65百万円(同8.7%増)となっております。

 

(販売費及び一般管理費、営業利益)

 当中間会計期間の販売費及び一般管理費は、前中間会計期間に比べ0百万円増加し、25百万円(同3.9%増)となっております。これは主に、役員退職慰労引当金積立額が1百万円増加したことによるものであります。

 この結果、当中間会計期間の営業利益は、40百万円(同11.9%増)となっております。

(営業外損益、経常利益)

 当中間会計期間の営業外収益は、前中間会計期間に比べ10百万円減少し、8百万円(同57.1%減)となっております。これは主に、貸倒引当金戻入額が10百万円減少したことによるものであります。また、営業外費用は、前中間会計期間に比べ18百万円減少し、9百万円(同67.0%減)となっております。これは主に、関係会社事業損失引当金繰入額が18百万円減少したことによるものであります。

 この結果、当中間会計期間の経常利益は、39百万円(同45.8%増)となっております。

(特別損益、中間純利益)

 特別利益は、前中間会計期間に比べ0百万円増加し、0百万円となっております。これは主に、固定資産売却益を0百万円計上したことによるものであります。(前中間会計期間の特別利益の計上はありません。)

 また、特別損失は、前中間会計期間に比べ10百万円減少し、0百万円となっております。これは主に、前中間会計期間に、特別修繕費を10百万円計上したことによるものであります。(前中間会計期間の特別損失は10百万円。)

 この結果、当中間会計期間の税引前中間純利益は、40百万円(同142.8%増)となっております。

 また、中間純利益は39百万円(同148.6%増)となっております。

 

②資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社の運転資金需要のうち主なものは、株式会社涼仙ゴルフ倶楽部への賃貸事業に係る租税公課、修繕費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。

 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

 運転資金は自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。

 なお、当中間会計期間末における借入金の残高は6億96百万円となっております。また、当中間会計期間末における現金及び現金同等物の残高は2億10百万円となっております。

 

③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。