大松産業株式会社

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04733 Japan GAAP


 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(経営成績等の概要)

(1)財政状態及び経営成績の状況

当中間会計期間における国内景気は、コロナウィルス感染状況に左右されないアフターコロナ期に移行したことにより緩やかに持ち直しました。期首時点では、日米金利格差拡大とウクライナ情勢の悪化を背景とした急速な円安が物価上昇に拍車をかけ、景気の停滞感が広がっておりました。そうした中、個人消費は、物価高のマイナス影響を受けつつもコロナ禍から脱却する過程で対面型サービスへの支出が増加し、企業の設備投資意欲も底堅く、加えてインバウンド需要が順調に増加したことがプラス成長の原動力となりました。

当社においては、このような状況の中、より付加価値を高めるべく良好なコースコンディションの維持に努めると共に、継続して施設及びサービスの改善を実施し、お客様の満足度の向上に取り組んで参りました。

当中間会計期間の来場者数は、1月と4~5月の天候不順により30,904名と前年同期比973名(96.9%)の減少となりましたが、引き続き充実したプランがリピーターや直接予約に繋がり、入場料等収入は333,090千円と前年同期比2,733千円(100.8%)の増加となりました。また、一定の流動性を保ち会費収入は24,969千円と前年同期比673千円(102.8%)の増加となったものの、新会員募集に伸びを欠き名義書換登録料を含めた営業収入は373,059千円と前年同期比4,803千円(98.7%)の減少となりました。

一方、営業費用は、324,598千円となり前年同期比4,349千円(101.4%)の増加となりました。
これは主に、前期に引き続きキャディや外注作業要員の内製化を図ったことにより従業員給料及び賞与が68,279千円となり2,299千円(103.5%)増加、コース管理機器及びゴルフカートといったリース資産の導入により減価償却費が25,310千円となり2,707千円(112.0%)増加、コース・カート道・クラブハウスメンテナンス等により営業費用の「その他」が91,132千円となり前年同期比8,910千円(110.8%)増加したこと等によるものです。

以上の結果、営業利益48,460千円の計上となり、前年同期比9,152千円の減益となりました。また、取引金融機関等からの借入金に対する支払利息8,760千円等の計上により、経常利益41,519千円と前年同期比12,618千円の減益、スタート案内柱処分等に伴う固定資産除却損627千円の計上と法人税等合計16,011千円を差し引いた中間純利益は24,880千円と前年同期比8,902千円の減益となりました。

当中間会計期間末の資産合計は3,226,783千円となり、前期末比5,977千円の増加となりました。これは、保険積立金が3,350千円増加したこと等が主な要因です。

負債合計は、1,712,966千円となり、前期末比18,904千円の減少となりました。これは社債及び借入金総額が44,448千円減少したこと、及びリース債務総額が28,544千円増加したこと等が主な要因です。

純資産合計は、1,513,816千円となり、前期末比24,880千円の増加となりました。これは中間純利益24,880千円を計上したことによるものです。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前中間会計期間末から7,793千円減少し、141,366千円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、46,137千円の収入となり前年同期比14,735千円収入が減少しました。

これは、営業収入が399,621千円と前年同期比7,921千円減少したことと、外注業務の内製化によるパート社員及び就労時間の増加等により人件費が4,571千円増加したこと等によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、1,222千円の支出となり前年同期比4,709千円支出が減少しました。これは、コース内整備用重機及びゴルフカートを導入したものの導入時期の関係で、有形固定資産の取得による支出が622千円となり前年同期比4,709千円支出が減少したことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、61,390千円の支出となり前年同期比73千円支出が増加しました。

これは、長期借入金の返済による支出41,948千円、社債の償還による支出2,500千円、会員預り金の返還による支出600千円及び、リース債務の返済による支出16,342千円によるものです。

 

(生産、受注及び販売の状況)

(1) 生産実績

該当事項はありません。

 

(2) 受注実績

該当事項はありません。

 

(3) 販売実績

①入場者数

内訳

当中間会計期間

(自 2022年12月1日

至 2023年5月31日)

前年同期比(%)

メンバー(人)

5,589

95.5

ビジター(人)

25,315

97.3

合計(人)

30,904

96.9

 

 

②入場料等収入

内訳

当中間会計期間

(自 2022年12月1日

至 2023年5月31日)

前年同期比(%)

メンバーズフィ(千円)

20,308

98.9

ビジターズフィ(千円)

37,151

121.4

グリル(千円)

63,321

100.0

コース売店(千円)

7,099

105.9

キャディフィ及びカートフィ(千円)

196,628

97.9

その他(千円)

8,580

104.3

合計(千円)

333,090

100.8

 

 

 

③年会費収入

内訳

当中間会計期間

(自 2022年12月1日

至 2023年5月31日)

前年同期比(%)

会員(千円)

24,969

102.8

合計(千円)

24,969

102.8

 

 

 

④名義書換手数料

内訳

当中間会計期間

(自 2022年12月1日

至 2023年5月31日)

前年同期比(%)

件数(件)

35

66.0

金額(千円)

15,000

64.6

 

 

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、以下のとおりです。

なお、本項に記載した事項は、半期報告書提出日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

①財政状態

「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況の分析  (1)財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。

②経営成績

「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況の分析  (1)財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。

③経営成績に重要な影響を与える要因

「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。

(2)キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況の分析  (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。