株式会社安芸ゴルフ倶楽部

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E26965 Japan GAAP


3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社グループは、前連結会計年度が連結初年度であり、また、連結子会社のみなし取得日を前連結会計年度末日としていることから、前連結会計年度においては、貸借対照表のみを連結しているため、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結キャッシュフロー計算書は作成しておりません。

そのため、経営成績及びキャッシュフローの状況につきましては、前中間連結会計期間との対比は記載しておりません。

(1)経営成績等の状況の概要

当中間連結会計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。当社グループはゴルフ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの業績の状況の記載はしておりません。

 

 ① 財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の分類がⅡ類からⅤ類に変更されたことに伴い外食や旅行等の対面型サービスを中心に、徐々にではありますが経済の正常化に向けた動きが本格化してきました。一方において、インフレ率の上昇、働き手の不足、不安定な国際情勢等、依然として予断を許さない状況が続いております。

ゴルフ業界においては、コロナ禍において3密回避レジャーとしてゴルフが認識されたことにより来場者数はおおむね順調に推移してきましたが、行動制限の緩和による他のレジャーへの需要の高まりを受け直近の来場者数はほぼ横ばいの状況が続いております。

その結果、売上高は251,077千円、営業利益は28,762千円、経常利益は29,052千円、親会社株主に帰属する中間純利益は19,390千円となりました。

当中間連結会計期間末の資産の部は1,155,489千円となり、前連結会計年度末に比べ11,015千円増加いたしました。これは主に有形固定資産の増加によるものです。負債の部の合計は600,052千円となり、前連結会計年度末に比べ8,375千円減少いたしました。これは主に前受収益の減少によるものです。純資産合計は555,436千円となりました。これは利益剰余金が増加したためで、前連結会計年度末に比べ19,390千円増加いたしました。

 

 ② キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は19,209千円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは7,879千円となりました。これは、税金等調整前中間純利益29,052千円、減価償却費13,528千円、前受収益の減少額21,648千円等によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは△50,537千円となりました。これは有形固定資産の取得による支出50,106千円等によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは15,840千円となりました。これは長期借入金の借入による収入85,000千円、長期借入金の返済による支出62,672千円、リース債務の返済による支出5,563千円等によるものです。なお、長期借入金の借入による収入及び長期借入金の返済による支出には借換が含まれております。

 

(生産、受注及び販売の状況)

当社グループの実態に即した内容を記載するため、生産実績に換えて収容実績を記載しております。なお、受注実績につきましては、該当事項はありません。

(1) 収容実績

①株式会社安芸ゴルフ倶楽部

ホール数
(H)

当中間会計期間

(自  令和5年3月1日

至  令和5年8月31日)

営業日数
(日)

収容実績(名)

1日平均
来場者数
(名)

メンバー

ゲスト

合計

18

183

10,110

15,316

25,426

138.9

 

 

 ②株式会社高陽ゴルフセンター

当中間会計期間

(自  令和5年3月1日

至  令和5年8月31日)

営業日数
(日)

収容実績(名)

1日平均
来場者数
(名)

182

18,940

104.0

 

 

(2) 販売実績

 

区分

当中間連結会計期間

(自  令和5年3月1日

至  令和5年8月31日)

金額(千円)

プレイ収入

173,911

レストラン収入

44,411

ショップ売上

9,507

会費収入

21,646

登録料収入

1,600

合計

251,077

 

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

当社の中間連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。中間連結財務諸表の作成に当たりまして決算日における資産、負債、収益及び費用の数値に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。

中間連結財務諸表の作成に当たり用いた会計上の見積り及び仮定のうち、繰延税金資産の回収可能性については、将来減算一時差異が将来の税金負担額を軽減する効果を有するか否かで判断しております。当該判断は、将来の利益計画に基づく課税所得の十分性等を満たしている場合に、将来減算一時差異が将来の税金負担額を軽減する効果を有するものとしております。これらの判断は、将来の利益計画に基づく課税所得等の見積りに依存するため、将来の不確実な経済情勢等の変動によりこの見積りの前提とした条件や仮定に見直しが必要となった場合、繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に影響を与える可能性があります。

 

②  当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当中間連結会計期間の経営成績等の状況の概要は「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」及び「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

当社の経営成績に重要な影響を与える要因として少子高齢化に伴うゴルフ人口の減少があります。これに対処すべく次の取り組みを行ってまいりました。当社は、株主会員2,183名、そのうち稼動会員1,600名となっており、非常に恵まれた環境にあります。この状況を維持すべく、会員制クラブとして更に会員様向けのイベントを充実させてまいりました。また、新たにゴルフを始めた一般ゲストのお客様の集客の取り組みとして、DMの発送、ホームページを活用してまいりました。これらの施策が来場者数確保に貢献いたしたものと考えております。今後も引き続き来場者数確保のための諸施策を行いたいと考えております。

当社の資本の財源及び資金の流動性については、現金及び現金同等物の中間連結会計期末残高が19,209千円となりました。なお、当社の施設は建築後34年を経過しており、今後、修理・改修が必要になった場合には、内部資金を利用するほか必要に応じてメインバンクからの借入れもしくはリースで対応したいと考えております。