株式会社桑名カントリー倶楽部

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E27298 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当中間会計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症に対する規制解除から従前の生活スタイルに戻りました。しかしながら、ロシアによる隣国への侵攻が続いており世界情勢は不安定さを増しております。さらに、海外の中央銀行による金融引き締めや国内の物価上昇によるインフレを誘発し厳しい経済状況となっております。政府としては、所得向上と消費活動の活発化に向け各種施策の打ち出しが取り組まれております。

ゴルフ業界におきましては、女子ツアーの盛り上がりなど活発な様相を呈しております。

このような状況の中、当中間会計期間の経営成績は、売上高は75,000千円(前年同期75,000千円)、営業利益24,655千円(前年同期21,539千円)、経常利益24,809千円(前年同期21,584千円)となり中間純利益は16,455千円(前年同期14,313千円)となりました。

一方、前事業年度末に比べ現金及び預金が19,454千円増加し、減価償却等により前事業年度末と比べ固定資産が19,148千円減少したことにより、資産合計は219千円増加の2,382,467千円となりました。負債合計は社債の償還及び借入金の返済等により16,235千円減少し566,653千円となり、純資産合計が中間純利益の計上により16,455千円増加し1,815,813千円となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが38,740千円(前年同期比26.1%増)得られ、投資活動によるキャッシュ・フローはなかった(前年同期もなし)ものの、財務活動によるキャッシュ・フローは19,286千円(前年同期と同額)使用した結果、当中間会計期間末には276,352千円(前年同期比11.1%増)となりました。

 

また当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は38,740千円(前年同期比26.1%増)となりました。

これは主に、税引前中間純利益が24,809千円(前年同期比14.9%増)と増加し、その他(未払消費税等)の増加額が1,273千円(前年同期はその他(未払消費税等)の減少額が997千円)と増加し、法人税等の支払額が6,426千円(前年同期比31.6%減)と減少したこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローはありません(前年同期もなし)。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は19,286千円(前年同期も同額の使用)となりました。

これは社債の償還による支出及び長期借入金の返済による支出であります。

 

③販売実績

当中間会計期間における販売実績を事業の種類別に示すと次のとおりです。

 

事業の種類

当中間会計期間

前年同期比(%)

不動産賃貸事業(千円)

75,000

100

合計(千円)

75,000

100

(注)前中間会計期間及び当中間会計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は

次のとおりであります。

 

相手先

前中間会計期間

当中間会計期間

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

桑名カントリー倶楽部

75,000

100.0

75,000

100

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末現在において判断したものであります。

 

①当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社は、桑名カントリー倶楽部にゴルフコース及び附属設備を賃貸し、その維持運営を行うことにより安定的な経営を維持する事を基本方針とし、桑名カントリー倶楽部のゴルフ場運営を支援することに努めています。

桑名カントリー倶楽部との関係については、当社の経営に重大な影響を与える可能性があり、経営指標としての中間来場者数15,000人の確保により、当社は確実な利益の計上による安定的な財務基盤を強化すべく、賃貸原価に見合う賃貸収入の確保を桑名カントリー倶楽部との共存共栄に務めながら検討しております。

経営方針については、経営指標である来場者数については、15,945人となり前年同期比521人(3.2%)減少となりましたが、目標である15,000人に対しては945人(6.3%)増加を達成いたしました。

当中間会計期間の経営成績につきましては、売上高は前中間会計期間と同額の75,000千円となりました。売上原価は修理費等が減少し、前中間会計期間に比べ5.9%減少の37,451千円となりました。販売費及び一般管理費は、前中間会計期間に比べ5.7%減少の12,892千円となりました。

当中間会計期間の財政状態につきましては、資産合計は、前事業年度末に比べ219千円増加の2,382,467千円となりました。流動資産は主に現金及び預金が19,454千円増加したこと等により19,450千円増加し276,825千円となりましたが、これにつきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。固定資産は主に減価償却等により19,148千円減少し2,105,273千円となりました。

また、当中間会計期間の負債合計は前事業年度末に比べ16,235千円減少し566,653千円となりました。流動負債は未払法人税等が1,790千円、その他(未払消費税等)が1,273千円増加しましたが、1年内返済予定の長期借入金が14,286千円減少したこと等により11,235千円減少の36,653千円となりました。固定負債は社債の償還により、5,000千円減少し530,000千円となりました。

当中間会計期間の純資産は、中間純利益16,455千円を計上した結果、繰越利益剰余金が増加し1,815,813千円となりました。

 

②資本の財源及び資金の流動性

当社の運転資金需要の主なものは設備維持費用、土地賃借料等の固定費用であり、また投資を目的とした資金需要はゴルフコース及び附属設備に関する設備投資等であります。運転資金の源泉は、賃貸原価に見合う賃貸収入を確保することであり、また、ゴルフコースの設備投資資金の調達については、桑名カントリー倶楽部の会員である株主による増資を基本として、必要に応じて金融機関からの長期借入を行っております。長期借入金の返済については、営業活動によるキャッシュ・フローの範囲内での資金計画を立案して返済期間等を検討しております。

なお、当中間会計期間末における有利子負債の残高は、社債25,000千円(1年内償還予定の社債を含む)及び長期借入金14,282千円(1年内返済予定の長期借入金を含む)であります。