株式会社スリーダムアライアンス

ブランドなど:noco-noco
サービス業電子部品

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E38544 


 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当中間連結会計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態の状況
(流動資産)

当中間連結会計期間末における流動資産の残高は742,422千円(前連結会計年度末比274,731千円減)となりました。これは主に、未収消費税が156,369千円減少したことによるものであります。

 

(固定資産)

当中間連結会計期間末における固定資産の残高は5,721,444千円(前連結会計年度末比258,313千円減)となりました。これは主に、減価償却費の計上により有形固定資産及び無形固定資産が258,313千円減少したことによるものであります。

 

(流動負債)

当中間連結会計期間末における流動負債の残高は1,506,524千円(前連結会計年度末比341,426千円増)となりました。これは主に、短期資金を借り入れたことにより短期借入金が89,905千円が増加したことによるものであります。

 

(固定負債)

当中間連結会計期間末における固定負債の残高は4,135,177千円(前連結会計年度末比378,771千円減)となりました。これは主に、転換社債の買取請求権が行使されたことにより社債が370,000千円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

当中間連結会計期間末における純資産の残高は822,164千円(前連結会計年度末比495,699千円減)となりました。これは主に、関係会社株式の売却等により資本剰余金が1,302,432千円増加したこと、親会社株主に帰属する中間純損失の計上により利益剰余金が2,047,171千円減少したことによるものであります。

 

② 経営成績の状況

当社グループは、脱炭素化ソリューションを提供するnoco-noco事業と、バイオマス燃料及びカーボンクレジットを創出するBinex事業を軸に、技術の開発、ビジネスモデルの構築、知財の獲得、新規パートナーとの提携など、引き続き事業開発に注力致しました。当中間連結会計期間において、当社サービスをローンチするところまでには至りませんでしたが、一方で、世界的な環境問題に対する危機意識の高まりにより当社が提供するサービスへの需要は日に日に高まっていると認識しており、今後の当社のビジネスモデルの社会実装及び更なる成長を目指してまいります。

以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は683千円、営業損失は1,898,565千円、経常損失は1,994,657千円、親会社株主に帰属する中間純損失は2,047,171千円となりました。

なお、売上高の金額的重要性が乏しいため、セグメントごとの経営成績に関する記載は省略しております。

(注)前中間連結会計期間においては中間連結財務諸表を作成していないため、前中間連結会計期間の残高及び増減金額の記載を省略しております。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、44,062千円となりました。当中間連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により使用した資金は1,212,331千円となりました。これは主に、税金等調整前中間純損失1,994,657千円の計上によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により獲得した資金は、947,461円となりました。これは主に、関係会社株式の売却による収入970,692千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により使用した資金は112,042千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出143,612千円によるものであります。

(注)前中間連結会計期間においては中間連結財務諸表を作成していないため、前中間連結会計期間の残高及び増減金額の記載を省略しております。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この中間連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。

なお、当社グループの中間連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 中間連結財務諸表等 (1) 中間連結財務諸表 注記事項(中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

 

② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
(売上高)

当中間連結会計期間の売上高は、683千円となりました。これは主に、試作品の売上によるものであります。

 

(売上原価、売上総利益)

当中間連結会計期間の売上原価は、410千円となりました。これは主に、試作品に係る部材費等によるものであります。この結果、売上総利益は、273千円の売上総利益となりました。

 

(販売費及び一般管理費、営業損失)

当中間連結会計期間の販売費及び一般管理費は、1,898,838千円となりました。これは主に、研究開発に係る費用517,784千円によるものであります。この結果、営業損失は1,898,565千円となりました。

 

(営業外収益、営業外費用、経常損失)

当中間連結会計期間の営業外収益は、133,839千円となりました。これは主に、円安に伴い為替差益85,914千円を計上したことによります。

営業外費用は、229,931千円となりました。これは主に、支払利息100,941千円を計上したことによるものであります。この結果、経常損失は1,994,657千円となりました。

 

(特別利益、特別損失、税金等調整前中間純損失)

当中間連結会計期間の税金等調整前中間純損失は1,994,657千円となりました。

 

(法人税等、親会社株主に帰属する中間純損失)

法人税等は、主に課税所得の発生により、50,754千円となりました。

その結果、親会社株主に帰属する中間純損失は2,047,171千円となりました。

 

b.財政状態

主な増減内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載の通りであります。

 

③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。

 

④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

社グループにおける主な資金需要は、当社グループの事業拡大を企図した、M&A及び戦略的投融資や設備投資のほか、研究開発活動や営業活動にかかる人件費です。これらの資金需要に対して、主にFuture Science Research株式会社からの借入や関係会社株式の売却により充当しています。