E05325 Japan GAAP
前期
122.1億 円
前期比
109.8%
株価
891 (01/30)
発行済株式数
4,148,900
EPS(実績)
179.11 円
PER(実績)
4.97 倍
前期
515.4万 円
前期比
108.0%
平均年齢(勤続年数)
55.1歳(5.1年)
従業員数
38人(連結:252人)
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社13社により構成されており、不動産事業、マンション管理事業、賃貸事業、家具・家電レンタル事業、ソフトウェア事業、ファイナンス事業、建設事業の7事業部門に関係する業務を営んでおります。事業内容と事業の系統図は次のとおりであります。
当社グループの事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。
また、連結財務諸表の「セグメント情報等」におけるセグメント情報の区分と同一であります。
(1)不動産事業
デベロッパー他一般顧客を対象とした不動産買取再販、戸建建売販売、不動産仲介、リフォームならびに競売物件の落札事業等を行っております。
(主な関係会社)当社、株式会社コスモライト、株式会社ビジネス・ワン熊本、株式会社アクロス、株式会社カサグランデ
(2)マンション管理事業
分譲マンションを中心としたマンション管理事業を行っております。良質な管理ストックを活用した組織的で、きめ細やかな営業展開により差別化を行うことで、管理戸数の増加、収益基盤の拡充を図っております。
(主な関係会社)株式会社ビジネス・ワンファシリティーズ、株式会社ビジネス・ワンビルメンテナンス
(3)賃貸事業
当社グループが保有する賃貸等不動産による賃料収入事業と、マンション管理物件の賃貸仲介事業など、グループの営業資産を基にしたシナジー効果を最大限発揮させる事業展開を行なっております。また一般管理物件の賃貸管理戸数の増加を企図した営業活動を行うことで継続的な収益基盤の拡充を図っております。
(主な関係会社)当社、株式会社ビジネス・ワン賃貸管理
(4)家具・家電レンタル事業
賃貸住宅入居者向けの他、賃貸物件オーナー・法人向けに家具・家電のレンタルを行う事業を展開しております。
(主な関係会社)株式会社てぶらでどっとこむ
(5)ソフトウェア事業
ソフトウェア開発及びパッケージソフト販売等を主な事業として行っております。
近年では、顧客へのサービスを充実させるため、主力製品の機能強化に伴う開発及びサポートセンターの人員強化を図り、製品としての魅力を高める活動に注力しております。
(主な関係会社)株式会社ビジネス・ワン
(6)ファイナンス事業
法人向け不動産担保貸付を主として営業活動を行っております。
(主な関係会社)株式会社ビジネス・ワンファイナンス
(7)建設事業
当連結会計年度より、建築設計・施工、マンションギャラリーのデザイン・施工及び住宅のリフォーム・リノベーション等を行う建設事業を新たに追加しております。
(主な関係会社)株式会社ナカケン
[事業系統図]
※画像省略しています。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績
当連結会計年度における我が国経済は、マイナス金利政策の終了から日経平均株価が史上最高値を更新、地価についても公示地価上昇率がバブル期以来の伸びを記録する等、物価と賃金の動向が改善し、デフレからの脱却が着実に進んでおります。一方、ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化、燃料・資源価格の高止まり等に加え、米国の関税政策の変更や中国における内需回復の鈍化等、国内外の経済・物価情勢が我が国経済に及ぼす影響が懸念され、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
当社グループが属する不動産業界においては、土地取得価額や原材料高騰による建築費の上昇、人件費の高騰や市中金利等のコスト上昇が不動産市況に与える影響が徐々に顕在化しつつあります。
このような経済状況のもとで、当社グループは、収益構造の強化・収益基盤の拡大を目的として、2024年10月には株式会社ナカケンの連結子会社化を実施し建設事業の拡大に注力しております。今後とも各事業部門の永続的な収益確保を意識した業績管理をより一層徹底し、グループ全体の業容拡大を目指してまいります。
その結果、当連結会計年度のグループ全体の連結売上高は16,094,118千円(前年同期比20.0%増)、営業利益1,461,488千円(同9.8%増)、経常利益1,259,184千円(同8.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益828,459千円(同11.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
売上高及びセグメント損益前年同期比較 (単位:千円)
|
セグメントの名称 |
前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前連結会計年度比較 |
|||
|
売上高 |
セグメント利益又はセグメント損失(△) |
売上高 |
セグメント利益又はセグメント損失(△) |
売上高 |
セグメント利益又はセグメント損失(△) |
|
|
不動産事業 |
9,329,600 |
844,435 |
10,153,956 |
830,349 |
824,356 |
△14,085 |
|
マンション管理事業 |
1,875,988 |
△28,472 |
2,033,331 |
9,655 |
157,343 |
38,128 |
|
賃貸事業 |
1,253,586 |
443,127 |
1,314,704 |
478,570 |
61,118 |
35,443 |
|
家具・家電 レンタル事業 |
650,319 |
25,453 |
729,542 |
25,518 |
79,222 |
65 |
|
ソフトウェア事業 |
206,137 |
49,769 |
217,334 |
54,661 |
11,197 |
4,891 |
|
ファイナンス事業 |
325,406 |
162,773 |
341,696 |
127,685 |
16,289 |
△35,088 |
|
建設事業 |
- |
- |
1,769,186 |
96,200 |
1,769,186 |
96,200 |
(注)売上高にはセグメント間の内部売上高または振替高が含まれております。
(不動産事業)
前期における大口の販売用不動産の売却の反動減に加え、小口物件を中心に低採算の長期在庫の処分に注力した結果、減益となりました。
2026年3月期においては、在庫回転期間の短縮を意識した在庫物件仕入と販売活動に一層注力し、採算性の回復に取り組んでまいります。また、地域拠点として体制整備を続けております熊本地域に続き、新たに大阪地域を重点地域と定め、2024年7月に大阪営業部を設立しその拡充に努めております。本事業がグループの業容拡大の牽引力となるべく引き続き体制を整えてまいります。
当連結会計年度における不動産事業の売上高は10,153,956千円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は830,349千円(同1.7%減)となりました。
(マンション管理事業)
分譲マンションを中心としたマンション管理事業を行っております。管理戸数は前期末比5組合297戸増加し、当期末353組合15,778戸となりました。今後も、管理組合数・管理戸数の増加による企業基盤の強化を図るとともに、高品質なサービスの提供に努めてまいります。
当連結会計年度におけるマンション管理事業の売上高は2,033,331千円(前年同期比8.4%増)、セグメント利益は9,655千円(前期はセグメント損失28,472千円)となりました。
(賃貸事業)
当社グループが所有する賃貸等不動産による賃料収入事業と、マンション管理物件の賃貸仲介事業など、グループの営業資産・情報力を基にシナジー効果を最大限に発揮させ、収益につなげる事業を行っております。
所有賃収物件は5棟47戸増加して当期末60棟933戸、外部所有物件の賃貸管理基盤は8棟15戸増加して同48棟1,739戸となりました。
今後とも管理戸数等の増加による更なる営業基盤の強化を図ってまいります。
当連結会計年度における賃貸事業の売上高は1,314,704千円(前年同期比4.9%増)、セグメント利益は478,570千円(同8.0%増)となりました。
(家具・家電レンタル事業)
賃貸住宅入居者向けの他、賃貸物件オーナー・法人向けに家具・家電のレンタル事業を展開しております。
レンタル品納品先数は前期末比1,161先増加し、当期末9,390先となっております。
当連結会計年度における家具・家電レンタル事業の売上高は729,542千円(前年同期比12.2%増)、セグメント利益は25,518千円(同0.3%増)となりました。
(ソフトウェア事業)
福岡本社の他、東京・大阪営業所にて全国対象に業種系ソフトウェアの開発、販売を行っております。特に現在では、消防設備点検業向けの様々な製品開発を行っており、Windows用のソフトウェアを基本として、iOS、Android OSにて稼働するアプリ等を開発し提供しております。
主な製品:消防設備点検結果報告書作成・消防設備業向け積算システム「消防くん」
電気設備業向け積算システム「でんきやさん」
管・設備業務向け積算システム「せつびやさん」等
当連結会計年度におけるソフトウェア事業の売上高は217,334千円(前年同期比5.4%増)、セグメント利益は54,661千円(同9.8%増)となりました。
(ファイナンス事業)
事業者向け不動産担保貸付を主として行っております。
当連結会計年度におけるファイナンス事業の売上高は341,696千円(前年同期比5.0%増)、セグメント利益は127,685千円(同21.6%減)となりました。
(建設事業)
2024年10月から株式会社ナカケンを連結子会社化し、建築設計・施工、マンションギャラリー(モデルルーム)のデザイン及び施工及び集合住宅等のリフォーム・イノベーションを行う建設事業を新たに追加しております。
当連結会計年度における建設事業の売上高は1,769,186千円、セグメント利益は96,200千円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,902,394千円(前年同期比9.1%増)となりました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果取得した資金は2,682,293千円(前年同期は1,000,152千円の取得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,260,379千円、減価償却費533,601千円、棚卸資産の減少1,797,573千円、営業貸付金の増加434,880千円、法人税等の支払434,330千円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,701,087千円(前年同期は733,063千円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が1,790,593千円あったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は657,328千円(前年同期は166,495千円の取得)となりました。これは主に短期借入金の純減額が1,420,194千円ありましたが、長期借入による収入2,319,847千円、長期借入金の返済による支出1,510,563千円があったことによるものです。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
ソフトウェア事業(千円) |
172,958 |
109.1 |
|
合計 |
172,958 |
109.1 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.不動産事業、マンション管理事業、賃貸事業、家具・家電レンタル事業、ファイナンス事業、建設事業については、事業の性質上、該当事項がないため記載しておりません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
受注高(千円) |
前年同期比(%) |
受注残高(千円) |
前年同期比(%) |
|
ソフトウェア事業 |
90,424 |
113.9 |
- |
- |
|
建設事業 |
1,605,924 |
- |
410,948 |
- |
|
合計 |
1,696,349 |
- |
410,948 |
- |
(注)不動産事業、マンション管理事業、賃貸事業、家具・家電レンタル事業、ファイナンス事業については、事業の性質上、該当事項がないため記載しておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
不動産事業(千円) |
10,153,956 |
108.8 |
|
マンション管理事業(千円) |
2,033,331 |
108.4 |
|
賃貸事業(千円) |
1,314,704 |
104.9 |
|
家具・家電レンタル事業(千円) |
729,542 |
112.2 |
|
ソフトウェア事業(千円) |
217,334 |
105.4 |
|
ファイナンス事業(千円) |
341,696 |
105.0 |
|
建設事業(千円) |
1,769,186 |
- |
|
合計(千円) |
16,559,751 |
121.4 |
(注)1.売上高にはセグメント間の内部売上高または振替高が含まれております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであり、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は17,361,570千円であり、その主な内訳は、現金及び預金3,902,394千円、売掛金317,498千円、販売用不動産7,901,787千円、営業貸付金5,004,630千円であります。
主要な変動要因としましては、現金及び預金の増加324,034千円、売掛金の増加126,810千円、販売用不動産の減少1,144,907千円、営業貸付金の増加434,880千円によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は13,193,000千円であり、その主な内訳は、建物及び構築物4,729,903千円、土地7,286,149千円であります。
主要な変動要因としましては、建物及び構築物の増加782,351千円、土地の増加1,213,303千円によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は15,912,049千円であり、その主な内訳は、短期借入金12,398,063千円、1年内返済予定の長期借入金1,649,078千円、未払法人税等281,068千円であります。
主要な変動要因としましては、短期借入金の減少1,057,244千円、支払手形及び買掛金の増加133,758千円、1年内返済予定の長期借入金の増加106,836千円によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は8,540,759千円であり、その主な内訳は、長期借入金8,366,568千円であります。
主要な変動要因としましては、長期借入金の増加1,388,668千円によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、親会社株主に帰属する当期純利益828,459千円、剰余金の配当41,489千円、非支配株主持分の増加278,850千円、その他有価証券評価差額金の増加9,993千円により、6,101,762千円となりました。
b.経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べて2,684,894千円増加し、16,094,118千円となりました。これは主に不動産販売収入の増加と当連連結会計年度に新たにセグメントに加えた建設事業の売上によるものであります。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べて2,263,738千円増加し、12,246,340千円となりました。これは主に不動産販売原価の増加、建設工事原価等によるものであります。この結果、当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べて421,156千円増加し、3,847,777千円となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べて290,984千円増加し、2,386,289千円となりました。これは主に役員報酬が44,290千円、給与手当が86,097千円、租税公課が45,949千円増加したこと等によるものであります。この結果、当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べて130,171千円増加し、1,461,488千円となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べて13,275千円減少し、40,327千円となり、営業外費用は前連結会計年度に比べて15,453千円増加し、242,631千円となりました。この結果、当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べて101,443千円増加し、1,259,184千円となりました。
(税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度は、特別利益として固定資産売却益4,470千円、特別損失として関係会社株式売却損2,826千円、固定資産除却損448千円を計上しました。この結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べて109,394千円増加し、1,260,379千円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における法人税等は、前連結会計年度に比べて4,648千円減少し、403,207千円となりました。非支配株主に帰属する当期純利益が28,712千円となった結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて85,330千円増加し、828,459千円となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況
「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの資金需要は、不動産の仕入に要するものであり、主に金融機関からの借入等により調達しております。当社グループでは、特定金融機関に依存することなく個別物件毎に融資の打診を行い、条件の良い金融機関からの借入を行うことで資金調達手段の多様化に取り組むとともに、健全な財務体質の構築に注力しております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は22,427,074千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,902,394千円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。
(販売用不動産の評価)
当社は販売用不動産について、正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を正味売却価額まで減額し、当該減少額を評価損として計上いたします。正味売却価額の算定にあたっては慎重に検討しておりますが、販売計画や市場環境の変化により、その見積額の前提とした条件や仮定に変更が生じ正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には評価損が必要となる可能性があります。なお、販売用不動産における正味売却価額の見積りについては、販売用不動産の所在する地域の市場動向や価格情報、物件における収益利回り等に基づいて算定しております。