売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05325 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の分類見直しによる飲食・旅行等のサービス消費の回復を基調として、景気持ち直しの動きを見せております。また一方、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢等を起因とした原材料やエネルギー価格の高騰、世界的な金融引き締めなどにより、景気下振れリスクが高まり、先行き不透明な状況が続いております。

 このような経済状況のもとで、当社グループは、収益構造の強化・収益基盤の拡大を目的として、各事業部門の永続的な収益確保を意識した業績管理をより一層徹底し、グループ全体の業容拡大を目指してまいりました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高9,670,800千円(前年同期比5.7%増)、営業利益1,203,808千円(2.0%減)、経常利益1,071,847千円(同2.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益701,605千円(同5.3%減)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

①不動産事業

 前期における大口の販売用不動産の売却の反動減により減益となりました。

 引き続き在庫回転期間の短縮と良質な在庫資産の取得に努めてまいります。

 当第3四半期連結累計期間における不動産事業の売上高は6,580,795千円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は841,820千円(同5.9%減)となりました。

 

②マンション管理事業

 分譲マンションを中心としたマンション管理事業を行っております。今後も、管理棟数・管理戸数の増加による企業基盤の強化を図るとともに、高品質なサービスの提供に努めてまいります。

 当第3四半期連結累計期間におけるマンション管理事業の売上高は1,428,144千円(前年同期比15.2%増)、セグメント損失は15,250千円(前年同期はセグメント利益2,986千円)となりました。

 

③賃貸事業

 当社グループが保有する賃貸等不動産による賃料収入事業と、マンション管理物件の賃貸仲介事業など、グループの営業資産・情報力を基にシナジー効果を最大限に発揮させ、収益につなげる事業を拡大して行っております。

 当第3四半期連結累計期間における賃貸事業の売上高は933,923千円(前年同期比6.3%増)、セグメント利益は334,605千円(同11.6%増)となりました。

 

④家具・家電レンタル事業

 賃貸住宅入居者向けの他、賃貸物件オーナー・法人向けに家具・家電のレンタル事業を展開しております。

 当第3四半期連結累計期間における家具・家電レンタル事業の売上高は472,443千円(前年同期比17.6%増)、セグメント利益は11,094千円(前年同期比31.1%減)となりました。

 

 

⑤ソフトウェア事業

 パッケージソフト販売部門において、商品ラインナップを拡充・強化し、顧客ニーズに合わせた販売活動を推進しております。また顧客サービスを充実させるべくパッケージソフトの操作指導(スクール)やサポートセンターによる既存ユーザーへの電話サポート、バージョンアップ案内などの保守分野における企画・営業活動を展開することで、複数年契約や保守契約などの収益基盤の拡充を図っております。

 当第3四半期連結累計期間におけるソフトウェア事業の売上高は146,560千円(前年同期比13.3%増)、セグメント利益31,761千円(同68.3%増)となりました。

 

⑥ファイナンス事業

 事業者向け不動産担保貸付を主として行っております。

 当第3四半期連結累計期間におけるファイナンス事業の売上高は237,218千円(前年同期比42.8%増)、セグメント利益は129,000千円(前年同期比51.5%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は18,254,960千円となり、前連結会計年度末に比べ1,296,455千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が404,332千円、営業貸付金が898,030千円増加したことによるものであります。固定資産は10,811,393千円となり、前連結会計年度末に比べ242,049千円増加いたしました。これは主に建物及び構築物が88,185千円減少し、土地が332,200千円増加したことによるものであります。

 この結果、資産合計は29,066,354千円となり、前連結会計年度末に比べ1,538,504千円増加いたしました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は16,518,713千円となり、前連結会計年度末に比べ1,433,747千円増加いたしました。これは主に短期借入金が875,699千円、1年内返済予定の長期借入金が729,345千円増加し、未払法人税等が176,254千円減少したことによるものであります。固定負債は7,564,901千円となり、前連結会計年度末に比べ573,053千円減少いたしました。これは主に長期借入金が566,501千円減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は24,083,614千円となり、前連結会計年度末に比べ860,693千円増加いたしました。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,982,739千円となり、前連結会計年度末に比べ677,811千円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益701,605千円、剰余金の配当29,042千円、その他有価証券評価差額金の増加5,247千円によるものであります。

 この結果、自己資本比率は17.1%(前連結会計年度末は15.6%)となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費について、特記すべき事項はありません。