E02216 Japan GAAP
前期
1,242.6億 円
前期比
97.1%
株価
431 (01/09)
発行済株式数
19,410,000
EPS(実績)
2.89 円
PER(実績)
149.39 倍
前期
525.5万 円
前期比
102.9%
平均年齢(勤続年数)
40.3歳(15.3年)
従業員数
981人(連結:5,736人)
当社グループは、当社、子会社12社、関連会社1社により構成され、セグメント別には、日本、北米、中国、東南アジアの地域からなっており、自動車部品の製造販売を主な事業としております。
なお、セグメントは地域別に区分されているため、事業の内容を事業部門によって記載しております。
安全部品部門
ステアリングホイール・エアバッグモジュール等の製造販売を行っております。
(主な事業会社)
日本:当社
北米:ニートン・オート・プロダクツ、ニートン・ローム、ニホンプラストメヒカーナ、ニホンマグネシオ、
ニートン・オート・メヒカーナ、ニホンプラストメヒカーナ・テマスカルシンゴ
中国:中山富拉司特工業有限公司、武漢富拉司特汽車零部件有限公司
東南アジア:ニホンプラストインドネシア、ニホンプラストタイランド、ニホンプラストベトナム
樹脂部品部門
空調部品、コンソール等の内装樹脂製品、カバーカウルトップ、プロテクターインナーフェンダー等の外装樹脂製品の製造販売を行っております。
(主な事業会社)
日本:当社
北米:ニートン・オート・プロダクツ、ニートン・ローム、ニホンプラストメヒカーナ、
ニートン・オート・メヒカーナ
中国:中山富拉司特工業有限公司、武漢富拉司特汽車零部件有限公司
東南アジア:ニホンプラストタイランド
その他事業部門
ゲーム機用ハンドル等の製造販売を行っております。
(主な事業会社)
日本:当社
当社の事務処理に関するサービス業務、当社製品の輸送サービス業務を行っております。
(主な事業会社)
日本:エヌピーサービス㈱、日本プラスト運輸㈱
[事業系統図]
※画像省略しています。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 財政状態
当連結会計年度末における総資産は、83,707百万円となり、1,773百万円増加いたしました。
流動資産の残高は、48,015百万円となり、1,668百万円増加いたしました。これは売掛金の減少3,407百万円、現金及び預金の増加2,538百万円、原材料及び貯蔵品の増加1,666百万円が主な要因であります。
固定資産の残高は、35,692百万円となり、104百万円増加いたしました。これは建設仮勘定の増加401百万円が主な要因であります。
流動負債の残高は、39,237百万円となり、342百万円増加いたしました。これは短期借入金の増加1,681百万円、支払手形及び買掛金の減少1,295百万円が主な要因であります。
固定負債の残高は、9,932百万円となり、2,048百万円減少いたしました。これは長期借入金の減少776百万円、退職給付に係る負債の減少732百万円、繰延税金負債の減少486百万円が主な要因であります。
純資産の残高は、34,538百万円となり、3,480百万円増加いたしました。これは為替換算調整勘定の増加3,065百万円が主な要因であります。
なお、自己資本比率は、41.3%となっております。
(2) 経営成績
当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、中国では自動車市場のニーズが大きく変化していることや地政学的リスクの高まりによる不安定な世界情勢等の懸念は残存し、引き続き不透明な状況にあります。
このような状況の中、当連結会計年度における売上高は、為替換算による増収影響、販売価格転嫁の進展等はあるものの、得意先の減産影響等により前期比2.9%減の120,591百万円となりました。製品別の売上高は、安全部品のうち、ハンドルは前期比0.4%増の31,644百万円、エアバッグは前期比5.7%減の30,861百万円、樹脂部品は前期比2.2%減の58,057百万円、その他は前期比95.5%減の29百万円となりました。ハンドルは、為替影響等による増収が得意先の減産影響等で相殺され、概ね前期並みとなり、エアバッグ・樹脂部品は、減産影響等、その他は、自転車用エアバッグ販売先倒産影響等によりそれぞれ減少しました。損益面では、日本における販売価格転嫁の進展及び諸経費の抑制、東南アジアの車種構成差等による良化要因を北米・中国での減収影響等で相殺し、営業利益は、前期比1.4%減の2,772百万円となりました。経常利益は、前期比31.3%減の2,006百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失の計上等により前期比97.7%減の56百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 日本
国内の売上高は、新規得意先の増加影響、当期の原材料価格・電力料の高騰、賃金上昇影響等の販売価格転嫁の進展はあるものの、得意先の減産、自転車用エアバッグの減少等により46,048百万円と前期に比べ1,785百万円(△3.7%)の減収となりました。セグメント利益は、減収影響、将来立ち上がる新車開発費の増加、取引先からの価格改定(値上げ)要請に応じた仕入価格の高騰等はあるものの、販売価格転嫁の進展、諸経費の抑制、前期に一過性の要因として貸倒引当金繰入額の計上があった影響等により1,711百万円と前期に比べ938百万円(121.6%)の増益となりました。
② 北米
北米の売上高は、為替換算による増収影響等を受け56,417百万円と前期に比べ158百万円(0.3%)の増収となりましたが、為替の影響を除くと得意先の減産影響等により減収となりました。セグメント利益は、減収影響、賃金上昇を受けた労務費の増加、将来立ち上がる新車開発費の増加等により537百万円と前期に比べ1,127百万円(△67.7%)の減益となりました。
③ 中国
中国の売上高は、日系自動車メーカーの販売苦戦の影響等により13,834百万円と前期に比べ2,092百万円(△13.1%)の減収となりました。セグメント損失は、795百万円(前期は301百万円のセグメント損失)となりました。前期に経費削減等の対策を講じた効果はあるものの、減収影響、生産台数に見合った人員体制の見直しにかかる費用の発生等により赤字幅は拡大しました。また、日系自動車メーカーの販売苦戦の影響等による市場環境の悪化により、固定資産の一部回収が困難と判断したため、固定資産1,607百万円を減損損失として、特別損失に計上しております。
④ 東南アジア
東南アジアの売上高は、為替換算による増収影響等を受け4,289百万円と前期に比べ56百万円(1.3%)の増収となりましたが、為替の影響を除くと得意先の減産影響等により減収となりました。セグメント利益は、減収影響はあるものの、車種構成差等により1,325百万円と前期に比べ534百万円(67.6%)の増益となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、2,538百万円(20.5%)増加し、当連結会計年度末は14,943百万円となりました。
営業活動の結果獲得した資金は6,151百万円(前年同期は11,483百万円の獲得)となりました。これは主に、減価償却費4,863百万円をはじめ、売上債権の減少4,709百万円等の資金増加要因が、仕入債務の減少2,168百万円等の資金減少要因を上回ったことによるものであります。
投資活動の結果使用した資金は3,593百万円(前年同期は2,745百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,594百万円等によるものであります。
財務活動の結果使用した資金は959百万円(前年同期は8,399百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出2,893百万円等の資金減少要因が、長期借入れによる収入2,000百万円等の資金増加要因を上回ったことによるものであります。
(4) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
日本(百万円) |
45,677 |
△4.6 |
|
北米(百万円) |
56,638 |
1.0 |
|
中国(百万円) |
13,643 |
△10.5 |
|
東南アジア(百万円) |
4,379 |
4.6 |
|
合計(百万円) |
120,338 |
△2.5 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
受注高(百万円) |
前年同期比 (%) |
受注残高(百万円) |
前年同期比 (%) |
|
日本 |
45,822 |
△5.1 |
3,534 |
△6.0 |
|
北米 |
56,892 |
△0.1 |
5,020 |
10.4 |
|
中国 |
13,190 |
△20.3 |
845 |
△43.2 |
|
東南アジア |
4,152 |
△4.4 |
254 |
△35.1 |
|
合計 |
120,057 |
△4.8 |
9,654 |
△5.2 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
日本(百万円) |
46,048 |
△3.7 |
|
北米(百万円) |
56,417 |
0.3 |
|
中国(百万円) |
13,834 |
△13.1 |
|
東南アジア(百万円) |
4,289 |
1.3 |
|
合計(百万円) |
120,591 |
△2.9 |
(注) 1.金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
|
相手先 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
|
販売高 (百万円) |
割合(%) |
販売高 (百万円) |
割合(%) |
|
|
日産自動車㈱ |
28,214 |
22.7 |
27,492 |
22.8 |
|
Nissan North America, Inc. |
18,557 |
14.9 |
16,310 |
13.5 |
3.販売実績が総販売実績の100分の10未満の相手先については記載を省略しております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項については、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。重要な見積りについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
(6) 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、生産活動に必要な材料費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要については、事業伸長・生産性向上・合理化等、企業競争力強化を目的とした投資及び事業遂行に関連した投資が主な内容であります。今後の重要な資本的支出の予定及びその調達源については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金及び製品保証引当金の資金を効率的・安定的に確保するため、営業活動から得られたキャッシュ・フローを主とし、必要に応じて金融機関からの借入等により充当しており、当社グループの資金調達については本社で一元管理しております。
また、国内金融機関において流動性の補完に対応可能な40億円のコミットメントライン契約を締結し緊急時の対応資金を確保しております。
(7) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、2024年3月期からの3年間を計画期間とする第6次中期経営計画を定め、「品質:ゼロディフェクトのやり切り」「収益:営業利益率3%」「SDGs:CO2/廃材排出量削減」を経営目標として掲げ、2025年3月期はその2年目として、諸活動を継続しております。
・品質:ゼロディフェクトのやり切り
2025年3月期は、機械・設備による品質保証、制度・仕組みによる品質保証を両軸として諸活動に取り組んでまいりました。これら活動の成果として、製品品質は一定の改善をはかることができております。第6次中期経営計画の最終目標であるゼロディフェクトの達成に向け、引き続き活動を継続してまいります。
・収益:営業利益率3%
第6次中期経営計画の最終目標値である営業利益率3%に対し、2025年3月期は営業利益率1.6%を目標に活動を推進してまいりました。前年度比での営業利益率目標値の下方修正は、2026年から2027年にかけて新車の立ち上げが多く集中する関係で、設計開発費用等が一時的に増大する一過性の要因を加味したものであり、修正後の目標値に対しては、得意先の販売苦戦による減収は前年度より引き続き影響したものの、原材料市況、電力料・輸送費高騰影響の製品価格への反映が進んだこと等により、達成しています。2026年3月期は、前述の一過性の要因が継続して発生することが見込まれる他、米国新政権の関税政策による市場の不確実性増大等の影響も懸念され、非常に厳しい状況が予想されますが、第6次中期経営計画の方針に基づき、経営基盤を強化しつつ、営業利益率3%の達成に向け引き続き活動を強化してまいります。
・SDGs:CO2/廃材排出量削減
当社の創立100周年である2048年目標の「CO2排出量ゼロ化」「社内廃材実質ゼロ化」達成に向け、活動を推進してまいりました。CO2排出量削減では、マグネシウム鋳造工程で使用する防燃ガスをより環境負荷の低いガスへ切り替えたものの、専用設備導入後に判明した課題により、一時的に従来の防燃ガスを再使用していることが要因で、年度目標に対しては未達となっています。同問題は2026年3月期中の解消を見込んでおり、長期的なCO2排出量削減計画に支障はない見込みです。廃材排出量削減については、製造現場における各種取り組みに加え、製品品質の改善による原材料・梱包資材のロス削減が進んだことから目標を上回り達成しています。2048年までの目標達成に向け、引き続き活動を推進してまいります。