売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E04217 Japan GAAP

売上高

76.8億 円

前期

78.5億 円

前期比

97.8%

時価総額

27.4億 円

株価

3,630 (10/30)

発行済株式数

756,000

EPS(実績)

134.93 円

PER(実績)

26.90 倍

平均給与

485.0万 円

前期

481.4万 円

前期比

100.7%

平均年齢(勤続年数)

45.8歳(13.8年)

従業員数

745人

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社の主たる事業は物流業であります。その事業は貨物運送事業、倉庫事業、その他事業に区分されますが、それぞれの事業内容は次のとおりであります。

イ 貨物運送事業

貨物自動車運送事業法に基づく、一般貨物自動車運送事業の許可をうけて、愛知県、岐阜県、三重県、及び静岡県を営業区域とし、主に食料品、日用品雑貨等、消費関連貨物の輸送を行っております。

また、貨物運送取扱事業法に基づく第一、第二種利用運送事業の許可もうけております。

現在、愛知県下に9支店、三重県下に1支店の拠点を持ち、倉庫業とともに総合的な物流サービスの一環として効率的な輸送サービスの提供を行っております。

ロ 倉庫事業

倉庫業法に基づく倉庫業の許可をうけて、愛知県下に8か所の物流センター、三重県下に1か所の物流センターを持ち、貨物運送事業との連携により集荷・保管・流通加工・配送・回収までの一貫した総合物流サービスに努めております。

ハ その他事業

道路運送車両法に基づく自動車分解整備事業の認証をうけて、愛知県下に1か所の整備工場(民間車検工場指定)を持ち、自動車の車検、定期点検、一般修理を行っておりますほか、付帯して損害保険代理店事業を営んでおります。また、三好支店において太陽光発電事業を行っております。

 

また、非連結子会社である大宝興業株式会社はビルの賃貸を主たる業務としております。

 

24/06/17

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当事業年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症に関わる制限緩和による社会経済活動も緩やかに持ち直しが見られる一方で、不安定な国際情勢や円安に伴う継続した物価上昇など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

 

a.財政状態

当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べて79百万円減少し、97億42百万円となりました。

当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べて1億67百万円減少し、33億72百万円となりました。

当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比べて88百万円増加し、63億70百万円となりました。

b.経営成績

当事業年度の営業収益は76億75百万円(前年同期比2.2%減少)、営業利益は2億50百万円(前年同期比6.8%増加)、経常利益は2億67百万円(前年同期比4.4%増加)、当期純利益は1億2百万円(前年同期比38.8%減少)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ63百万円増加23億42百万円となりました。

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は4億44百万円(前年同期は得られた資金は4億44百万円)となりました。これは主に、減価償却費が増加した一方、売上債権が増加したこと等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は1億14百万円(前年同期は使用した資金は46百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は2億65百万円(前年同期は使用した資金は2億65百万円)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出等が概ね前年同期と同額であったこと等によるものです。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

当社の営んでおります事業は、貨物運送事業、倉庫事業、その他事業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産及び受注の状況を事業部門別に示すことはしておりません。

また、販売の状況として事業別の営業実績を示せば次のとおりであります。

 

営業実績

事業別の営業収益の状況は財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(流動資産)

当事業年度末における流動資産の残高は、前事業年度末と比べて1億7百万円増加し36億46百万円となりました。これは現金及び預金が63百万円増加し、営業未収入金が55百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。

(固定資産)

当事業年度末における固定資産の残高は、前事業年度末と比べて1億87百万円減少し60億96百万円となりました。これは建物が1億94百万円減少したことが主な要因であります。

(流動負債)

当事業年度末における流動負債の残高は、前事業年度末と比べて0百万円減少し11億64百万円となりました。これは、未払金が21百万円減少したことと、営業未払金が19百万円増加したことが主な要因であります。

(固定負債)

当事業年度末における固定負債の残高は、前事業年度末と比べて1億66百万円減少し22億7百万円となりました。これは長期借入金が1億80百万円減少したことが主な要因であります。

(純資産)

当事業年度末における純資産の残高は、前事業年度末と比べて88百万円増加し63億70百万円となりました。これは繰越利益剰余金が25百万円増加し、その他有価証券評価差額金が60百万円増加したことが主な要因であります。

 

b.経営成績の分析
(営業収益)

営業収益は、前事業年度と比べて1億76百万円減少し、76億75百万円(前年同期比2.2%減少)となりました。

(営業利益)

過年度に発生した減価償却不足を営業原価に一括計上しましたが、不採算部門の料金改定と業務の効率化を推進したことにより営業利益は前事業年度と比べて16百万円増加し、2億50百万円(前年同期比6.8%増加)となりました。

(経常利益)

営業外収益は主にその他営業外収益が減少したことにより、前事業年度と比べて5百万円減少し、24百万円(前年同期比18.8%減少)となりました。また、営業外費用は主に支払利息が減少したことにより、前事業年度と比べて0百万円減少し、7百万円(前年同期比9.0%減少)となりました。

この結果、経常利益は前事業年度と比べて11百万円増加し、2億67百万円(前年同期比4.4%増加)となりました。

 (当期純利益)

特別利益は主に固定資産売却益が増加したことにより、前事業年度と比べて1百万円増加し、10百万円(前年同期比20.4%増加)となりました。特別損失は主に減損損失の増加により、前事業年度と比べて76百万円増加し、76百万円(前年同期比14,994.2%増加)となりました。法人税等(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)は前事業年度と比べて1百万円増加し、98百万円(前年同期比1.2%増加)となりました。

この結果、当期純利益は前事業年度と比べて64百万円減少し、1億2百万円(前年同期比38.8%減少)となりました。

 

c.キャッシュ・フローの状況の分析

キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。

 

 ③ 資本の財源及び資金の流動性

当社の資本の財源及び資金の流動性については、自己資金及び金融機関の借入を基本としており、十分な手元流動性を確保しております。