売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01103 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、社会経済活動が一段と正常化へ向かい、個人消費が緩やかな増加を続け回復基調となりましたが、資源価格やエネルギー価格の高止まりなどの要因により不透明な状況が続きました。
 このような状況の下、当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績につきましては、引き続き営業努力を重ねたことに加え経費削減にも努めた結果、売上高は159億43百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は8億54百万円(前年同期比67.1%増)、経常利益は9億31百万円(前年同期比54.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億28百万円(前年同期比56.3%増)となりました。

セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
 主力の建材製品は、国内床材、防水資材、住宅資材、壁装材、輸出用床材が売上増となりました。また、産業資材製品は、車両用床材が売上増となりましたが、フィルム基材は売上減となりました。
 この結果、売上高は156億73百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は6億59百万円(前年同期比107.6%増)となりました。
[不動産賃貸事業]
 不動産賃貸料収入は2億70百万円(前年同期と同額)、営業利益は1億95百万円(前年同期比0.8%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より10億61百万円増加し、264億4百万円となりました。その主な原因といたしましては、繰延税金資産が68百万円減少したものの、現金及び預金が3億27百万円、電子記録債権が4億60百万円、投資有価証券が3億9百万円それぞれ増加したことによるものです。
 負債の部では、前連結会計年度末より3億78百万円増加し、74億68百万円となりました。その主な原因といたしましては、賞与引当金が1億25百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が1億95百万円、流動負債のその他に含まれる契約負債が1億35百万円それぞれ増加したことによるものです。
 純資産の部では、前連結会計年度末より6億82百万円増加し、189億35百万円となりました。その主な原因といたしましては、利益剰余金が3億52百万円、その他有価証券評価差額金が2億12百万円それぞれ増加したことによるものです。

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億48百万円です。