E00920 IFRS
当中間連結会計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりです。
[財政状態]
当中間連結会計期間末の要約中間連結財政状態計算書の概要及び前連結会計年度末からの主な変動は以下のとおりです。
総資産は、3兆4,503億円 (前連結会計年度末比1,107億円増) となりました。
非流動資産は、2兆815億円 (同567億円減) となりました。有形固定資産は3,342億円 (同53億円増) となりました。のれんは4,127億円 (同25億円減) 、無形資産は1兆414億円 (同823億円減) となりました。
流動資産は、1兆3,688億円 (同1,675億円増) となりました。現金及び現金同等物は、2,871億円 (同987億円増) となりました。
資本合計は、1兆6,124億円 (同992億円増) となり、親会社所有者帰属持分比率は46.7%となりました。中間利益1,476億円を計上した一方で、剰余金の配当662億円を実施しました。
負債合計は、1兆8,379億円 (同116億円増) となりました。
非流動負債は、5,124億円 (同2,523億円減) となり、流動負債は、1兆3,255億円 (同2,638億円増) となりました。
社債及び借入金の増減は以下のとおりです。
[経営成績]
<連結業績 (コアベース) >
当中間連結会計期間の連結業績 (コアベース) は下表のとおりです。売上収益、コア営業利益、コア中間利益はいずれも増加しました。
当社は、当社の収益力を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。当該コアベースの業績は、フルベースの業績から当社が定めた特定の重要な調整項目を除外したものです。調整項目には、無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリング費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、当社が除外すべきと判断する項目が含まれます。また、基本的1株当たりコア中間利益は、コア中間利益をその期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。
売上収益
・尿路上皮がん治療剤PADCEV、地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤IZERVAY、閉経に伴う血管運動神経症状治療剤VEOZAH、胃腺がん及び食道胃接合部腺がん治療剤VYLOY、前立腺がん治療剤XTANDIの売上が拡大しました。
以上の結果、売上収益は、1兆301億円 (前中間連結会計期間比10.1%増) となりました。
コア営業利益/コア中間利益
・売上総利益は、8,298億円 (同8.9%増) となりました。
・販売費及び一般管理費は、4,038億円 (同0.6%減) となりました。重点戦略製品 (注1) の更なる成長投資にリソースを創出する一方、SMT (注2) によるコスト最適化 (約70億円減) や為替の影響 (同125億円減) などの削減効果により、総額として減少しました。なお、XTANDIの米国での共同販促費用を除いた販売費及び一般管理費は、2,767億円 (同1.3%減) となりました。
・研究開発費は、1,433億円 (同16.9%減) となりました。為替の影響 (同38億円減) に加え、SMTによるコスト最適化 (約70億円減) や重点戦略製品の臨床開発費の減少 (同約60億円減) などにより、総額として減少しました。また、前中間連結会計期間に計上した一過性の共同開発費用の支払いも減少要因となりました。
以上の結果、コア営業利益は2,826億円 (同54.4%増) 、コア中間利益は2,115億円 (同50.2%増) となりました。
(注) 1.重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA
2.SMT:Sustainable Margin Transformation
<連結業績 (フルベース) >
当中間連結会計期間の連結業績 (フルベース) は下表のとおりです。営業利益、税引前中間利益、中間利益はいずれも増加しました。
フルベースの業績には、コアベースの業績に「無形資産償却費」、「無形資産譲渡益」、「持分法による投資損益」、「その他の収益」、「その他の費用」を戻し入れたものです。
当中間連結会計期間における「無形資産償却費」は655億円 (前中間連結会計期間:692億円) 、「その他の収益」は52億円 (同:45億円) 、「その他の費用」は254億円 (同:269億円) となりました。
「その他の費用」として、当中間連結会計期間において、Xyphos関連の一部プログラムに関する無形資産の減損損失 (116億円) を計上しました。
〈主要製品の売上〉
(注) VEOZAH:米国外ではVEOZAの製品名で承認取得
<PADCEV>
・全ての地域における1L mUC (転移性尿路上皮がん患者を対象とした一次治療) の着実な浸透により、グローバル売上は大きく拡大しました。
<IZERVAY>
・発売している米国において、売上が拡大しました。
<VEOZAH>
・米国を中心に、グローバル売上は着実に拡大しました。
<VYLOY>
・発売している全ての地域で好調に推移し、グローバル売上は大きく拡大しました。
・CLDN18検査率の向上と治療中止率の低さが、売上伸長に貢献しました。
<XOSPATA>
・地域ごとの増減はあったものの、グローバル全体の売上は概ね順調に推移しました。
<XTANDI>
・全ての地域で売上が拡大しました。
〈地域別売上収益の状況〉
地域別の売上収益は下表のとおりです。全ての地域において、売上が増加しました。
(注) エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等
チャイナ:中国、香港
インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、
台湾、オーストラリア、輸出売上 等
[セグメント情報]
当社グループは、医薬品事業の単一セグメントのため、セグメント情報の記載を省略しています。
当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動によるキャッシュ・フローは、2,826億円 (前中間連結会計期間比2,052億円増) となりました。
・法人所得税の支払額は、472億円 (同38億円減) となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動によるキャッシュ・フローは、△302億円 (同255億円支出減) となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動によるキャッシュ・フローは、△1,558億円 (同895億円支出増) となりました。
・社債及び借入金によるキャッシュ・フローは、910億円の支出 (前中間連結会計期間は140億円の収入) となりました。
・配当金の支払額は662億円 (同35億円増) となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、2,871億円 (前連結会計年度末比987億円増) となりました。
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は1,433億円 (前中間連結会計期間比16.9%減) となりました。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。