E00931 IFRS
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間の業績は、売上収益は796億4千7百万円と対前年同期比0.4%の増収となりました。利益面は、研究開発費やその他の費用の減少等により、営業利益は195億8千万円と対前年同期比9.6%の増益、税引前中間利益は200億2千9百万円と対前年同期比10.1%の増益、親会社の所有者に帰属する中間利益は法人所得税費用の増加により157億6千万円と対前年同期比3.7%の減益となりました。
医薬品事業では、薬価改定や後発品の影響があったものの、肺動脈性肺高血圧症・慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」、同製品の海外売上に伴うロイヤリティ収入や、Dravet症候群・Lennox-Gastaut症候群に伴うてんかん発作治療剤「フィンテプラ」等が伸長し、売上収益は685億6千1百万円と対前年同期比0.1%の増収となりました。
機能食品事業では、健康食品素材、サプリメント等の売上が増加し、売上収益は110億8千6百万円と対前年同期比2.3%の増収となりました。
資産は、2,970億3千7百万円と前連結会計年度末に比べ134億円増加しました。流動資産は、現金及び現金同等物、棚卸資産等が増加し1,651億5千3百万円と前連結会計年度末に比べ154億1千3百万円増加しました。非流動資産は、無形資産、その他の金融資産等が減少し1,318億8千4百万円と前連結会計年度末に比べ20億1千3百万円減少しました。
負債は、営業債務及びその他の債務、その他の流動負債等が増加し368億2千6百万円と前連結会計年度末に比べ5億2千9百万円増加しました。
資本は、利益剰余金等が増加し2,602億1千1百万円と前連結会計年度末に比べ128億7千万円増加しました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間の現金及び現金同等物の残高は、100億5千万円増加し、652億9千1百万円となりました。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、139億4千2百万円の収入(前年同期は、177億3千2百万円の収入)となりました。主な内訳は、収入項目では税引前中間利益200億2千9百万円、減価償却費及び償却費32億3千3百万円、支出項目は、棚卸資産の増加額51億2千8百万円、営業債権及びその他の債権の増加額6億9千7百万円でした。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、7億4千3百万円の収入(前年同期は、133億4千万円の支出)となりました。主に投資の売却及び償還による収入によるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、48億9千4百万円の支出(前年同期は、49億9千6百万円の支出)となりました。主に配当金の支払額等によるものです。
(3)研究開発活動
文中における研究開発の状況は、当半期報告書提出日現在の状況に基づき記載しております。
当中間連結会計期間における研究開発費は146億3千7百万円で、対売上収益比率は18.4%であります。
(国内開発状況)
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-065/NCNP-01(製品名:ビルテプソ®点滴静注250㎎、一般名:ビルトラルセン)」については、2020年3月に承認され、5月より販売を開始しました。現在グローバル第三相継続試験を実施中です。
・芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍治療剤「NS-401(一般名:タグラキソフスプ)」については、2021年3月にメナリーニ社(イタリア)から導入し、2022年7月より第一/二相試験を実施中です。2025年3月に承認申請を行いました。
・「ZX008(製品名:フィンテプラ®内用液2.2mg/mL、一般名:フェンフルラミン塩酸塩)」については、ユーシービー社がCDKL5欠損症を対象とした第三相試験を実施中です。
・「GA101(製品名:ガザイバ®点滴静注1000㎎、一般名:オビヌツズマブ)」については、中外製薬株式会社と共同で2022年6月よりループス腎炎を対象とした第三相試験、2023年3月より小児特発性ネフローゼ症候群を対象とした第三相試験、2023年10月より腎症を伴わない全身性エリテマトーデスを対象とした第三相試験を実施中です。
・可逆的非共有結合型BTK阻害剤「LY3527727(製品名:ジャイパーカ®錠50mg, 100mg、一般名:ピルトブルチニブ)」については、日本イーライリリー株式会社がマントル細胞リンパ腫および慢性リンパ性白血病を対象とした国際共同第三相試験を実施中です。2025年9月に日本イーライリリー株式会社が日本における「他のBTK阻害剤に抵抗性又は不耐容の再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)」に対する適応追加承認を取得しました。
・「NS-304(一般名:セレキシパグ)」については、閉塞性動脈硬化症を対象とした後期第二相試験を2022年2月より実施中です。
・「NS-580」については、2022年6月より実施していた子宮内膜症を対象とした後期第二相試験ならびに2023年6月より実施していた慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群を対象とした第二相試験をそれぞれ一時中断中です。
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-089/NCNP-02(一般名:ブロギジルセン)」については、2024年2月よりグローバル第二相試験を実施中です。
・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症治療剤「NS-229」については、2024年6月よりグローバル第二相試験を実施中です。
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-050/NCNP-03」については、2024年10月よりグローバル第一/二相試験を実施中です。
・再発・難治性急性骨髄性白血病治療剤「NS-917(一般名:radgocitabine)」については、2017年にデルタフライファーマ株式会社(徳島市)から導入し、2022年2月より第一相試験を実施中です。
・「NS-025」については、泌尿器疾患を対象として2023年1月より第一相試験を実施中です。
・「NS-863」については、循環代謝系疾患を対象として2023年8月より第一相試験を実施中です。
(海外開発状況)
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-065/NCNP-01(製品名:VILTEPSO® injection、一般名:ビルトラルセン)」については、米国で2020年8月に承認され、販売を開始しました。現在グローバル第三相継続試験を実施中です。
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「CAP-1002(一般名:deramiocel)」については、カプリコール・セラピューティクス社が2022年7月より米国で第三相試験を実施中です。カプリコール・セラピューティクス社が2024年12月にデュシェンヌ型筋ジストロフィー心筋症を対象とした段階的承認申請を完了しましたが、2025年7月に、提出されたデータでは承認が認められないとする審査完了報告通知(Complete Response Letter)をFDAより受領しました。
・ムコ多糖症Ⅱ型治療剤「RGX-121(一般名:clemidsogene lanparvovec)」については、リジェネクスバイオ社が2025年3月に米国にて段階的承認申請を完了しました。
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-089/NCNP-02(一般名:ブロギジルセン)」については、2024年2月よりグローバル第二相試験を実施中です。
・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症治療剤「NS-229」については、2024年6月よりグローバル第二相試験を実施中です。
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-050/NCNP-03」については、2024年10月よりグローバル第一/二相試験を実施中です。
・GUCY2D 遺伝子変異型レーバー先天性黒内障治療剤「ATSN-101」については、アトセナ・セラピューティクス社が米国にて第一/二相試験を実施中です。
・ムコ多糖症Ⅰ型治療剤「RGX-111」については、リジェネクスバイオ社がグローバル第一/二相試験を実施中です。