E01647 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、欧米での長期的な金融引き締めや中国の不動産市場の低迷、ウクライナ情勢の長期化や中東地域の緊迫化などによる景気の減速懸念があり、不透明な状況が続いてきました。日本経済も、コロナ禍からの経済活動の正常化が進み景気は回復基調で推移したものの、原材料価格の高止まりに加え急激な為替変動、海外景気の減速懸念が国内景気を下押しするリスクとなっております。
このような状況のもとで、当社グループはグローバル市場で積極的な販売活動を行ってまいりました。その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、32,790百万円と前年同期と比べ592百万円の増加(前年同期比1.8%増)となりました。営業利益は45百万円と前年同期と比べ153百万円の減少(前年同期比77.1%減)、経常利益は273百万円と前年同期と比べ433百万円の減少(前年同期比61.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は159百万円(前年同期は216百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
① 輸送機器用事業
輸送機器用事業においては、コロナ禍から回復や半導体不足の解消、新規ビジネスの獲得などにより、日本、アジア(中国除く)などの販売が増加しました。
その結果、売上高は23,162百万円と前年同期と比べ1,379百万円の増加(前年同期比6.3%増)となり、セグメント損失は38百万円(前年同期は287百万円のセグメント損失)となりました。
② 一般産業用事業
一般産業用事業においては、昇降・運搬、変・減速機、シャッター業界等への売上が増加したものの、モータ業界等への売上が減少したため、一般産業用事業合計でも売上高が減少しました。
その結果、売上高は9,269百万円と前年同期と比べ732百万円の減少(前年同期比7.3%減)となり、セグメント利益は91百万円と前年同期と比べ391百万円の減少(前年同期比81.0%減)となりました。
③ その他
その他では、売上高が358百万円と前年同期と比べ54百万円の減少(前年同期比13.2%減)となり、セグメント損失は7百万円(前年同期は3百万円のセグメント利益)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産は主に、受取手形及び売掛金の減少等により32,557百万円(前期末比695百万円減)となりました。固定資産は主に、有形固定資産の増加等により15,958百万円(前期末比878百万円増)となりました。その結果、資産合計は48,516百万円(前期末比183百万円増)となりました。
負債につきましては、流動負債は主に、電子記録債務の減少等により25,560百万円(前期末比581百万円減)となり、固定負債は主に、長期借入金の減少等により6,794百万円(前期末比338百万円減)となりました。その結果、負債合計は32,354百万円(前期末比920百万円減)となりました。
純資産につきましては、為替換算調整勘定の増加等により16,161百万円(前期末比1,103百万円増)となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は380百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。