売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02016 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間における世界経済は、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの紛争が長期化し非常に不安定な状況となる中、世界的なインフレに対する金融リスクや景気後退懸念が拡大し、厳しい状況が続きました。日本経済におきましては、為替が円安基調で推移し輸入価格や物価の上昇に歯止めが掛からない状況となり、また、中国の景況感も悪化し、低迷するグローバル需要の回復も先行き不透明な状況となっております。

この様な市場環境の中、当社グループといたしましては、受注確保に向け精力的に営業活動を展開いたしましたが、依然として続く顧客の在庫調整の影響により低調に推移いたしました。中国市場においては、情報通信関連の在庫調整が継続し、日本市場においても全体的に回復の兆しが見えない低調な状況が続きました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の当社グループの売上高は3億2千2百万円(前年同四半期比21.4%減)となりました。損益面では、営業損失は3千万円(前年同四半期は1千8百万円の営業利益)、経常損失は2千7百万円(前年同四半期は2千3百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2千8百万円(前年同四半期は2千1百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

① 電子部品材料事業

当第1四半期連結累計期間のフェライトコア販売、コイル・トランス販売は、中国市場においては情報通信関連の在庫調整の継続、日本市場においても全体的に回復の兆しが見えない低調な状況が続いたことから、売上高は3億6百万円(前年同四半期比22.2%減)となり、セグメント損失は4千2百万円(前年同四半期は6百万円のセグメント利益)となりました。

② 不動産賃貸事業

当事業の売上高は1千6百万円(前年同四半期比0.0%)となり、セグメント利益は1千1百万円(前年同四半期比3.6%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて3千9百万円増加し、47億3千7百万円となりました。このうち、流動資産は25億7千9百万円、固定資産は21億5千8百万円となりました。

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて3千1百万円減少し、8億8千5百万円となりました。このうち、流動負債は1億7千4百万円、固定負債は7億1千万円となりました。

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて7千1百万円増加し、38億5千2百万円となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1千1百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

当第1四半期連結累計期間において、電子部品材料事業セグメントにおける生産、受注及び販売実績が著しく減少しております。これは主に中国の情報通信関連の在庫調整が継続し受注が低調に推移したことによるものであります。この結果、電子部品材料事業セグメントの生産実績は3億1千5百万円(前年同四半期比24.7%減)、受注実績は3億6百万円(前年同四半期比31.4%減)、受注残高は1億3百万円(前年同四半期比41.8%減)、販売実績3億6百万円(前年同四半期比22.2%減)となりました。