売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01954 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、半導体供給不足が改善され、全ての業界で生産が回復しました。しかし自動車産業では品質問題が多発しており、最大大手メーカーの生産や販売に今後どの程度の影響が出るか測り得ることはできません。

 このような状況下ではありますが、当社グループ(当社及び連結子会社)の経営状況は、利益を圧迫した前期の資材高騰に対し、顧客との交渉により売価への転嫁できたことで、営業利益を押し上げました。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は129億8千4百万円(前年同四半期比11.7%増)、営業利益6億5千5百万円(前年同四半期比68.0%増)、経常利益7億9千5百万円(前年同四半期比75.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億5千8百万円(前年同四半期比69.7%増)となりました。

 

 当社グループの製品別概況は、次の通りであります。

① 自動車関連製品

 安全関連、車載電装品等の自動車関連製品の売上高は97億5千1百万円(前年同四半期比14.1%増)となりました。

② 住宅設備関連製品

 電力会社向けスマートメーター等の住宅設備関連製品の売上高は14億2千5百万円(前年同四半期比2.8%減)となりました。

③ デジタル家電関連製品

 デジタルカメラ等のデジタル家電関連製品の売上高は11億9千1百万円(前年同四半期比19.9%増)となりました。

④ 事務機関連製品

 プリンター等の事務機関連製品の売上高は2億4千2百万円(前年同四半期比0.4%減)となりました。

⑤ その他の製品

 その他の製品の売上高は3億7千3百万円(前年同四半期比1.9%減)となりました。その他の製品の主なものは電子部品関連製品、産業用機器関連製品であります。

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は214億9千8百万円となり、前連結会計年度末と比べ9億9千5百万円増加しました。流動資産は156億4千5百万円となり、9億6千7百万円増加しました。これは主に、現金及び預金が3億円、受取手形、売掛金及び契約資産が4億4千2百万円、電子記録債権が1億6千9百万円、有価証券が1億円増加したことなどによるものであります。固定資産は58億5千3百万円となり、2千8百万円増加しました。

 負債は64億6千9百万円となり、前連結会計年度末と比べ3億9千9百万円増加しました。流動負債は55億4百万円となり、3億8千9百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が2億3千3百万円減少しましたが、電子記録債務が2億8千7百万円、「その他」の内、設備関係支払手形が3億2千万円増加したことなどによるものであります。固定負債は9億6千4百万円となり、1千万円増加しました。

 純資産は150億2千9百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億9千5百万円増加しました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、60百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。