E03971 Japan GAAP
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、経済活動の正常化が進み、緩やかな持ち直しの動きが継続しました。一方で、世界的な金融引締め等による景気の下押しリスクや物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社が事業展開する首都圏の新築分譲マンション市場におきましては、建築費の高騰などにより、販売価格が上昇しており、供給戸数は低水準で推移しておりますが、各種の住宅取得支援政策、住宅ローンの低金利の継続等を背景として実需者層を中心に需要は堅調に推移しております。
このような環境の中、当社は利益の見込める用地を選別して取得することに努め、都心部を中心に高品質で競争力の高い新築分譲マンションを供給してまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は12,783百万円(前年同期比45.5%減)、営業利益は1,422百万円(前年同期比86.1%減)、経常利益は1,272百万円(前年同期比87.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は789百万円(前年同期比87.9%減)となりました。
なお、業績予想に関しましては通期で開示しております。今期につきましては「クレストプライムレジデンス パーク五番街」(川崎市・総戸数325戸)等の引渡しを第4四半期に予定しているため、業績は下期偏重で推移することを見込んでおります。
自己資本につきましては、当第3四半期連結会計期間末では128,448百万円、自己資本比率は68.7%と高い水準になっております。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、前第4四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前期首にセグメント変更があったものとして前年同期比較を行っております。
(不動産分譲事業)
不動産分譲事業におきましては、売上高は6,465百万円(前年同期比64.7%減)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業におきましては、売上高は1,759百万円(前年同期比5.4%減)となりました。
(不動産管理事業)
不動産管理事業におきましては、売上高は2,530百万円(前年同期比14.5%増)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、その他付帯事業売上高が2,027百万円(前年同期比89.8%増)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(6) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。