売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03989 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。 

 

(1) 経営成績に関する説明

当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響の緩和により、経済活動の回復が進んでおり、企業部門では企業利益の増加が続き、内需を中心に緩やかに持ち直しています。その一方で、世界経済におきましては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、欧米経済の物価高や金融引き締めの影響による減速の可能性、資源価格の動向や為替変動など海外情勢の不安定さや海外経済の回復ペースの鈍化の影響を受けており、引き続き日本経済への影響に十分注意する必要がございます。

当社が主に事業を展開している開発事業及び不動産販売事業においては、民間建設投資が持ち直しの動きがみられておりますが、労働力不足や労務費の上昇、原材料価格の高騰、為替変動等引き続き注視が必要な状況が続いております。

 

この結果、第3四半期累計期間における売上高は2,456百万円(前年同期比64.4%減)、営業利益は39百万円(前年同期比96.8%減)、経常利益は54百万円(前年同期比95.6%減)となり、四半期純損失は73百万円(前年同期は四半期純利益855百万円)となりました。

セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。

 開発事業

開発事業につきましては、前期から販売している「ベルドゥムール秋田千秋公園」の戸別販売を継続し、売上高が103百万円(前年同期比97.4%減)、セグメント損失87百万円(前年同期はセグメント利益788百万円)となりました。

②建築事業

建築事業につきましては、請負工事を主体とした売上高が509百万円(前年同期比37.2%増)、セグメント損失が74百万円(前年同期はセグメント損失29百万円)となりました。

③不動産販売事業

不動産販売事業につきましては、物流倉庫、事業用ビル1棟をはじめ都内近郊の物件を複数売却したことによる売上高が1,509百万円(前年同期比27.9%減)、セグメント利益が296百万円(前年同期比44.1%減)となりました。

④その他事業

その他事業につきましては、賃貸住宅の仲介・管理及び不動産の売買仲介などを中心に売上高が334百万円(前年同期比18.8%減)、セグメント利益が76百万円(前年同期比49.2%減)となりました。

 

 

 

(2) 財政状態に関する説明

 (資 産)

当第3四半期末における総資産は15,377百万円となり、前事業年度末に比べ1,860百万円減少いたしました。このうち、流動資産は10,376百万円となり前事業年度末に比べ3,024百万円減少いたしました。主な要因は、関係会社株式の取得及び借入金の返済に伴い現金及び預金(2,687百万円)などが減少したことによります。また、投資その他の資産は前事業年度末に比べ1,244百万円増加いたしました。主な要因は、関係会社株式の取得による増加(1,385百万円)ですが、これは開発用不動産の取得を目的とした一時的な支配関係となるものです。

 (負 債)

当第3四半期末における負債は4,412百万円となり、前事業年度末に比べ1,378百万円減少いたしました。このうち、流動負債は1,655百万円となり前事業年度末に比べ759百万円減少いたしました。主な要因は、未払法人税等及び未払消費税等(352百万円)、未払金(252百万円)、短期借入金(200百万円)が減少したことによります。また、固定負債は2,756百万円となり前事業年度末に比べ618百万円減少いたしました。主な要因は、長期借入金(266百万円)、社債(250百万円)が減少したことによります。

 (純資産)

当第3四半期末における純資産は10,964百万円となり、前事業年度末に比べ482百万円減少いたしました。主な要因は、配当金の支払い(423百万円)などを行ったことによります。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。