売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03993 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済活動の水準引き上げが進み緩やかな景気回復基調となりつつあり、日銀がマイナス金利政策解除で17年ぶりの利上げを決定いたしました。一方で、ロシア・ウクライナによる紛争継続等の地政学リスクや為替相場における円安進行等により原材料や光熱費が依然として高止まりしており、国内における経済状況は引き続き不透明な状況が継続しております。

当社グループのセグメントに係る各業界においても、国内景気と同様、先行きは不透明な状況です。

このような状況下、不動産事業においては、前経営陣が進めた絶景ジャパンプロジェクトとして仕入れた物件の売却を進める一方、新体制第1弾事業として販売用不動産の仕入れを完了、続いて渋谷区の開発用地や港区の高級マンションの仕入れを決定いたしました。投資事業においては、既存案件の売却を検討いたしました。不動産クレジット事業においては、新規獲得は無く、既存1案件が進行中です。

なお、新たに“SALT(塩)のひと振りで世界を変える”をスローガンとして掲げ、軸に新たな価値を創出し続けるソルト・グループ株式会社の新株予約権付社債を引き受けました。当社事業とのシナジーのみならず、投資利益を見込める先として判断しております。

その結果、当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高は400百万円(前年同四半期比13.1%増)、営業損失は189百万円(前年同四半期は営業損失167百万円)、経常損失は193百万円(前年同四半期は経常損失164百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は196百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失166百万円)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

①  不動産事業

絶景JAPANプロジェクトについては、13件中8件を契約し、8件を引き渡し売上計上いたしました。また、東京都内で案件仕入れを検討する中、渋谷区の開発用地や港区の高級マンションの仕入れを決定しました。引き続き、将来業績寄与が見込める案件について東京都内を中心に仕入れ活動を継続してまいります。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高394百万円(前年同四半期比74.0%増)、営業損失12百万円(前年同四半期は営業損失14百万円)となりました。

②  投資事業

既存の投資先は、引き続き資金化を進めてまいりました。また、当該セグメントとしては、連結子会社「Japan Allocation Fund SPC」にて株式保有をしており、今後も投資先の発展に寄与できるよう注視してまいります。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は無く(前年同四半期は売上高127百万円)、営業損失3百万円(前年同四半期は営業利益56百万円)となりました。

③  不動産クレジット事業

不動産担保融資1件、融資残高100百万円という状況です。現状は体制の見直しを図っており、グループ事業とのシナジーを維持・発展できるよう整備してまいります。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高5百万円(前年同四半期は売上計上無し)、営業利益3百万円(前年同四半期は営業損失2百万円)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

①  流動資産

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は1,536百万円となり、前連結会計年度末に比べて356百万円減少しました。現金及び預金の減少261百万円、営業投資有価証券の減少233百万円が主な要因であります。

②  固定資産

当第2四半期連結会計期間末における固定資産は779百万円となり、前連結会計年度末に比べて725百万円増加しました。投資有価証券の増加709百万円が主な要因であります。

③  流動負債

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は721百万円となり、前連結会計年度末に比べて147百万円増加しました。短期借入金の増加336百万円が主な要因であります。

④  固定負債

当第2四半期連結会計期間末における固定負債は220百万円となり、前連結会計年度末に比べて134百万円増加しました。その他の増加133百万円が主な要因であります。

⑤  純資産

当第2四半期連結会計期間末における純資産は1,374百万円となり、前連結会計年度末に比べて82百万円増加しました。

この結果、当第2四半期連結会計期間末の総資産は2,316百万円となり、前連結会計年度末に比べて364百万円増加しました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、537百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動によるキャッシュ・フローは450百万円の支出となりました。これは、主として棚卸資産の増加による支出132百万円、営業貸付金の増加による支出72百万円などによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動によるキャッシュ・フローは169百万円の支出となりました。これは、主として投資有価証券の取得による支出207百万円などによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において財務活動によるキャッシュ・フローは339百万円の収入となりました。これは、主として短期借入金の純増加額336百万円などによるものです。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。