売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04209 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の営業収益(売上高)は、輸送では宅配や輸送用機器貨物の配送が、倉庫では輸送機器向けの荷役業務が増加したこと等から、355億18百万円(前年同期比4.7%増)となりました。

利益面におきましては、外注費や人件費の増加、燃料費の高止まり等が影響し、営業利益は19億14百万円(前年同期比20.3%減)、経常利益は19億65百万円(前年同期比19.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億61百万円(前年同期比19.8%減)となりました。

セグメント別の営業収益の状況は次のとおりであります。

物流事業の営業収益は353億20百万円(前年同期比4.5%増)となりました。その内訳は、輸送部門が263億27百万円(前年同期比2.7%増)、倉庫部門が89億92百万円(前年同期比10.0%増)となりました。

その他(不動産事業等)は1億98百万円(前年同期比92.2%増)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産合計)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は134億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億27百万円増加しました。これは主に現金及び預金が15億65百万円、受取手形及び営業未収入金が5億24百万円、その他に含めて表示している未収消費税等が2億21百万円増加したことによるものであります。固定資産は273億9百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億37百万円増加しました。これは主に投資その他の資産が22百万円減少したものの、有形固定資産が24億40百万円、無形固定資産が2億18百万円増加したことによるものであります。

この結果、総資産は407億76百万円となり、前連結会計年度末に比べ49億64百万円増加しました。

(負債合計)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は97億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億55百万円増加しました。これは主に未払法人税等が3億82百万円、短期借入金が2億17百万円減少したものの、支払手形及び営業未払金が4億48百万円、設備関係電子記録債務が3億74百万円増加したことによるものであります。固定負債は102億21百万円となり、前連結会計年度末に比べ41億19百万円増加しました。これは主に長期借入金が41億80百万円増加したことによるものであります。

この結果、負債合計は199億39百万円となり、前連結会計年度末に比べ42億75百万円増加しました。

(純資産合計)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は208億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億89百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益13億61百万円及び剰余金の配当7億1百万円によるものであります。

この結果、自己資本比率は51.1%(前連結会計年度末は56.3%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は69億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億65百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は15億33百万円(前年同期比11億2百万円減)となりました。主な増加は、税金等調整前四半期純利益19億50百万円、減価償却費6億69百万円、仕入債務の増加額4億63百万円であり、主な減少は、法人税等の支払額9億52百万円、売上債権の増加5億78百万円、未収消費税等の増加2億21百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は32億円(前年同期比8億50百万円増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出29億97百万円、無形固定資産の取得による支出3億10百万円があったことなどによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は32億32百万円(前年同期比28億30百万円増)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出16億12百万円、配当金の支払額7億1百万円に対し、長期借入れによる収入54億10百万円、短期借入金の純増加額1億65百万円があったことなどによるものです。

 

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(7) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(8) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

金額

(百万円)

完成年月

提出会社

関東事業部

(東京都港区)

物流事業

倉庫建物

土地

(さいたま市岩槻区)

1,405

2023.4

提出会社

本社事業部

本社

(静岡県袋井市)

物流事業

全社(共通)

事務所建物外

(静岡県袋井市)

853

2023.9

提出会社

本社事業部

(静岡県袋井市)

物流事業

倉庫建物

(静岡県袋井市)

5,071

2023.10